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熊森が、阿仁クマ牧場協議会に出席 7月23日

この日は、秋田県庁の依頼で、午後1時から5時まで開催された第1回阿仁熊牧場利活用推進協議会専門部会に、熊森も委員として出席させていただきました。この会では自由に意見を述べて良いということで、考えつくだけいろいろと提案させていただきました。

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いろいろな立場の者9名が、委員として出席しました。

近年、社会変化に伴って、既存の阿仁熊牧場の入場者が大きく減ってきているそうです。新しくできるヒグマ園で、ヒグマたちがいかに幸せな余生を送れるようにするかが一番考えられねばならないことですが、終生保護飼育するには、安定した経営も必要です。

 

この両方の問題について、実にたくさんの意見が出て、とてもいい会になったと思います。しかし、この9名の委員は、いずれもすでに自分の仕事を持っており、新しくできるヒグマ園の経営やヒグマ飼育に携われません。いろいろ出たすばらしいアイディアを、誰がどのように採用して実際の場で実践してくださるのか、ヒグマたちに深い愛情を寄せる本気の専任職員の確保が最優先であるというのが、多くの委員たちの一致した意見でした。

 

<熊森の主な発言>

 

・とにかくクマたちが幸せに暮らせる場にすること。訪問客がそれを見て癒され、自分も幸せな気分になって帰るようになる。また訪れたいとリピーターになってくれることが大切。

 

・クマは森づくりの名人。クマだけを知る場にするのではなく、「クマ・豊かな森・水源」をセットにして理解できる、国民教育の場となるような展示を工夫してほしい。そのために使っていただけるなら、残された「八幡平クマ基金」をすべて展示に提供したい。

 

・質の高い専門性を持ったガイドが、園内を案内するようにしてほしい。

 

・秋田の自然や森とヒグマ園をセットにして観察体験してもらえるようにし、秋田の子供たちだけではなく、全国の学校に来場を呼びかけて、子供たちが、自然への畏怖や畏敬の念を持ち、自然や全生物との共存を実践してきた日本文化をここで学ぶことができるように仕組んでほしい。

 

・このヒグマたちのこれまでのくらしや、ここにやってきた経緯を示す掲示板を作り、全生物の生命尊厳思想を広めてほしい。この思想が、人間の生存環境である地球の自然を守ることにつながる。

 

・秋田の子供たちに、20頭のヒグマ全てに、個性に合わせたふさわしい名前を付けてもらいたい。(クマは知能が大変高く、犬や猫のように自分の名前や人間の簡単な言葉がわかるので、名前があると触れ合いが一層楽しくなる)

 

(感想)今回の秋田訪問で、いろいろな方々と心に残るお話ができました。

中でも、県庁の職員が、「昨年突然、八幡平までヒグマの世話に行くように言われて、初めのうちはクマが荒れていたので怖かった。しかし、今は落ち着いてきて、臭いでわかるのか、自分たちが行くと、クマたちが覚えていてくれて、喜んで寄って来てくれるようになった。県庁からは往復6時間かかるが、世話に行くのは負担ではなく、楽しみになっている」と、打ち明けてくださったのが、とても心に残りました。八幡平で現在、愛情を持って日々残されたクマたちのお世話をしてくださっているみなさんに、心から感謝です。

 

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