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11/15日 狩猟解禁

狩猟解禁日になると、毎年、顧問の和歌山県鳥獣保護連絡会会長故東山省三先生の奥様が11月15日に顔をゆがめて苦しそうにつぶやかれた言葉を思い出します。

「今日から3カ月間、なんも悪いことしていない動物たちが撃たれるんやなあ。痛いやろうな」

全国で、狩猟免許保持者は、今、19万人だそうです。当分、鉄砲の弾が飛び交って、地元の山主さんでさえ、危なくて奥山には入れません。スポーツハンター、レジャーハンターに疑問を持っている人は、国民の中にたくさんおられます。厳しい自然界で一生懸命生きている動物たちを殺すことが、スポーツやレジャーとは。

狩猟解禁の新聞記事を見ると、このような批判の声は、全く意識されていません。今年は多くのところで、狩猟期間が4カ月間に延びて、3月15日まで続くそうです。
ある行政に聞くと、イノシシを狩猟するための箱罠、くくり罠が、今日から一斉に多数設置されることになるということでした。クマ狩猟には、罠を使ってはいけないことになっています。しかし、実際は、クマもイノシシ罠にどんどんとかかります。もう、狩猟は、やめる時代でしょう。

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