くまもりNews
クマも人も守りたい くまもり柿もぎ隊の知恵
- 2013-11-18 (月)
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クマは何よりもドングリが好きだと、わたしたちは思いこんできました。しかし、もしかしたら、柔らかくて甘い柿の実の方が好きなのかもしれません。そう思いたくなるほど、集落周辺の柿の木に、クマがやってくる。そんな集落があります。
集落の人たちの中には、「昔からだから気にならないよ」という人もいれば、「クマが怖いから何とかしてくれ」という人もいます。
そこで、くまもり柿もぎ隊が出動です。集落近くの柿の木の枝を伐り落とす人。
枝についている柿の実を取る人。取った柿の実は、袋に入れて、山に運びます。
人家から離れた人工林内。ここで食べてください。裏山の、クマたちの通り道に運びました。緊急避難措置です。
くまもり柿もぎ隊に参加してくださったみなさんです。後ろに見えている柿の木の実がなくなりましたね。
このような活動の一方で、さあ、次の活動は、昔あったように山の中に柿の木をもう一度植えることです。
餌を求めて山から出て来た動物たちを殺すだけが、能じゃない。出てこないように、戦後私たちが壊した山中の餌場を復元してやりましょう。
他生物にも優しい文明だけが生き残る。熊森のスローガンの一つです。