くまもりNews
2014年 4月5日 第4回いきものの森活動 ~今春植樹予定地での道造りとシカ除け柵設置~
- 2014-04-07 (月)
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4月5日(土)、第4回いきものの森活動を実施。
熊森協会では、集落から離れた山の中に、昔あったように柿の木など実のなる木を植樹して、クマたち野生動物が餌を求めて集落に現れないようにしようとしています。人にも動物にも優しい活動です。
今春予定している植樹場所は豊岡市但東町で、植樹のための下準備として、植樹地への道造りとシカ除け柵であるパッチディフェンスを設置しに行きました。
最初にこの日の活動が怪我なく無事に進められること、いきものがたくさん棲む森を作れることを願って山の神様にあいさつします。
まずは作業の計画を立てるために、持てる資材を持って植樹予定地へ登ります。
植樹予定地はもともと人工林だった場所を、山林所有者が10年ほど前に皆伐し、現在まで放置していたのを提供してくださったものです。スギを植える前は棚田だったようです。ここには、和紙作りのために当時植えられたミツマタがたくさん生えており、今ちょうど黄色い花を満開に咲かせていました。ミツマタは、なぜかシカが食べません。
この皆伐地の入り口には大きな杉の木が生えています。恒例のサイズ測定です。
皆伐した後に育った木もいくつかありました。
今回も土の中に埋まる部分に、防腐剤であるクレオソートを塗ります。
まっすぐ杭を刺すために一人がしっかり支えています。
一人では重い丸太も、工夫して二人で運んでいます。
ネット際のミツマタの株を掘り起こしています。防鹿柵をよりしっかりさせるためにも必要です。
こちらは道づくり隊。一般の植樹参加者が歩きやすいように道を作っています。
道を作るときなどに倒木が埋まっていたりするのでその木を除去するのにチェーンソーを使いました。
土に埋まっている木を切ると土や石に刃が当たって何度も目立てをしなければなりません。
この日は天気予報の雨が外れて、一日中天気が良く、気持ちよく作業できました。
この日は総勢6名で作業にあたりました。
チームいきものの森にはいきものを見つけるのがとてもうまい人がいます。写真を見せてもらって、こんなにいきものを見つけていたなんて驚きました!同じ日に活動できればたくさんのいきものを発見できます!