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2014年4月20日 「自然農」の苗床つくり

2014年度、くまもり自然農。

いよいよ現場作業が始まります。午前8時に、兵庫県南部の西宮市にある阪急電車夙川駅前に集合。兵庫県北部の豊岡市の現場まで車に分乗して高速道路を使い2時間半。車の中では、ワイワイとおしゃべり。講義も始まり、あっと言う間に現地に着きました。

自然農の田んぼは、集落の最奥にある山裾の三枚の棚田です。

棚田から3分のところにある古民家で着がえて、道具を揃え、棚田へ。

この古民家は、くまもり自然農の拠点となっている場所で、家主のご厚意で、くまもりが使わせてもらっています。

 

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古民家

 

今日の自然農は、塾生とくまもりボランティア自然農チームの皆さんなど、総勢20名で取組みます。

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くまもり自然農の塾生一同

 

種もみは、黒米と農林22号です。講師より作業説明です。移動はあぜ道を歩きましょう。道具は、特性を生かして使いましょう・・・・などなど。

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講師の説明を聞く参加者たち

 

種もみの選定です。水に沈む籾を使います。

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種もみの選定

 

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苗床を作ります。冬草を刈った後の表面を少し削り、土を平らにならします。

 

種おろしです。選定した種もみを苗床にふり蒔きます。種もみが、2~3センチ間隔にくらいなるようにします。一粒一粒丁寧に苗床に寝かせていきます。その上に、ほぐした土を被せて、軽く土を押さえます。

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種おろし

 

自然農では、「持ち込まない、持ち出さない」が合言葉になっており、苗床づくりも、田植えをするのと同じ場所で行います。また、自然農では、あくまで、イネという自然の草の営みに、人間がそっていくだけですから、温室で早めに苗を育てるなどの不自然なことは一切しません。田植えは、苗床づくりから2か月目と決まっています。

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苗床の周囲に溝を掘ります。モグラやノネズミの進入防止になります。

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苗床の保護です。苗床にワラや枯草を被せます。

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種もみを狙ってやってくるのは鳥です。鳥に種もみを取られないようにするには、苗床に、曲がった小枝をたくさんさしておくだけで大丈夫でなのですが、最近は、種もみから芽が出たら、シカが食べにやってきます。イノシシもやってきて、土を掘り返します。そこで、鳥や動物から苗を守るために、鉄柵で囲い、ネットを張りました。

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これで、苗床が完成です。パチパチ。

 

次回のくまもり自然農は、5月25日です。苗床の状況確認と補修です。元気なイネの芽が出ていますように。

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