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大阪のライオンズクラブが、奥山に広葉樹の植樹 5月11日

大阪のライオンズクラブが、「動物たちに帰れる森を、地元の人たちに安心を」というスローガンの元、植え過ぎた奥山人工林を伐採して、野生鳥獣たちのねぐらや餌場を復元しようとするくまもりの活動に賛同されています。

今年も、くまもりが伐った人工林伐採跡地に広葉樹を植えるため、バスをチャーターして、みなさんでやってきてくださいました。苗木代やシカ除け柵代などを提供していただき、本当にありがたいです。

 

山は広葉樹の芽吹きの季節です。緑の濃さの違いで、自然林と人工林の違いがはっきりわかります。道中、「戦後、奥地をこんなにも多く人工林にしてしまったのか」と、参加された皆さんは改めて驚かれていました。この町の人工林率は73%です。まとまった自然林が残されている所では、「ここには動物たちが棲んでいるかな」と、ほっとされていました。

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濃い緑が人工林。きみどりいろが広葉樹林。

 

2年前に植えた苗木の育ちを見てもらいました。育ちが悪いので、シカ除け柵を立てているものの、もしかしたら、シカが入っているのかもしれません。後で、柵の近くに、自動撮影カメラをセットしておきました。一度調べてみます。

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さて、今年の植樹です。みなさん汗を流して一生懸命取り組んでくださいました。

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この場所は、近くに広葉樹が残っているので、本来ならば、スギの人工林を伐って日光を入れるだけで、森が再生するのです。しかし、今はシカが稚樹を食べてしまうため、苗木を植えて、ある程度大きくなるまでは、柵で囲っておかねばなりません。

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最後に参加者一同とくまもりメンバーで、記念撮影。さわやかな5月の風に吹かれていると、身も心もリフレッシュしていく感じがします。

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里山保全に参加されておられるグループは全国にいくつもありますが、奥山までは、行くだけでも大変なため、奥山荒廃を何とかしようと動かれている人達はほとんどいません。

そんな中、大阪のライオンズクラブが、毎年、年に1回は奥山に広葉樹を植林しに行くと決めてくださいました。その心意気に大拍手です。

 

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