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八幡平クマ基金決算報告と阿仁クマ牧場ヒグマ舎オープニング

八幡平熊牧場で飼われていたヒグマたちは、北秋田市阿仁に新しく建設された動物福祉型施設に今年1月全頭移送され、終生保護飼育されることになりました。

 

4月12日に、阿仁熊牧場のツキノワグマが冬眠明けに大量に死亡するという悲しいニュースがありましたが、新施設に収容されているヒグマたちは全頭元気です。

ヒ グマ舎の運動場造成工事は、作業員が思うように確保できなかったということで、かなり遅れておりました。除雪車で雪を除去しながら、運動場造成工事を 進めていただいたようです。ヒグマたちが運動場に出られるのは7月のはじめとなるそうですが、それまでは、ヒグマたちの運動不足を少しでも解消でき るように、獣舎の廊下に順次出すなどの工夫がなされるということです。

ヒグマ舎と19頭のヒグマたちは、2014年7月19日より一般公開されます。7月19日~21日の3日間がオープニング期間です。セレモニーと記念イベントが19日午前10時から予定されています。秋田大陸縦貫鉄道は、この日に合わせてイベント列車を走らせるということです。多くのみなさんに、救命 された熊たちに会いに、阿仁を訪れていただき たいと願っています。

 

 

オープニングセレモニーなどについては、阿仁クマ牧場公式ホームページ

http://mataginosato.web.fc2.com/index.htmlを参照ください。

 

 

 

なお、八幡平クマ救命委員会のウェブサイト

http://lifesaving.hatimanbears.org/

は役割を終えましたので、本年7月19日でサイトを閉じさせていただきます。これまでのご支援ありがとうございました。

経 営破綻した熊牧場に残された熊たちを、全頭救命し、動物福祉型新施設を建設して全頭終生保護飼育をするという秋田県の試みは、世界の動物保護史上に残る快 挙です。人類が、人間中心主義という間違った思想から脱するためにも、メディアの皆さんはぜひ、秋田県のやさしい取り組みを、世界に発信してください。

 

 

4月27日くまもり全国大会には八幡平クマ牧場元経営者の長崎氏が来られ、募金してくださった皆さまと募金の発起人になった熊森協会にお礼の言葉を述べられました。

挨拶感謝の意を述べる長崎氏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下に、基金の収支をご報告致します。

<収入の部>

寄付             12,699,691円(2014年4月2日現在)
預金利息                1,667円
収入計:                    12,701,358円

 

 

 

<支出の部>

八幡平熊牧場獣舎設備補修および重機修理等  3,995,821円
八幡平熊牧場運営管理費                      3,615,179円
阿仁熊牧場支援金                            1,650,000円
調査記録費                                   840,000円
エサ代                                     476,083円
渉外費                                     271,601円
その他                                        52,766円
支出計:                                              10,901,450円

 

残金:(2014年4月2日現在)            1,799,908円

 

残金は阿仁の新施設展示場等の充実などに使わせていただきます。

八幡平クマ牧場クマ基金にご寄付いただいたみなさん、これまでのご支援本当にありがとうございました。
口座は閉めましたので、今後は振り込みはできませんのでお気を付けください。

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