くまもりNews
7月19日阿仁くまくま園オープニング式典にて、秋田県知事が熊森を表彰
- 2014-07-19 (土)
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北秋田市の阿仁熊牧場が、引き取ってくださった八幡平熊牧場のヒグマたちの終生保護飼育施設を完成させて、リニューアルオープンしました。
7月19日午前10時から開催された記念式典で、熊森は、動物愛護意識の高揚に大きく貢献したとして、秋田県佐竹知事から表彰されました。
八幡平に残されたクマたちを救いたいと願ったすべての人々を代表して 頂いた表彰状を、演台下のみなさんに笑顔で披露している熊森の森山会長
記念式典では、来賓を代表して、秋田県佐竹知事と、大森山動物園小松園長が祝辞を述べられました。動物愛護の精神にあふれ、胸にしみいるすばらしい祝辞でした。会報などで、みなさんにこの方たちの祝辞の内容をお伝えしたいと思います。この方たちは、「やさしい秋田」の代表であると思いました。このような方たちがおられたから、経営破綻した熊牧場のクマを全頭救命し、終生保護飼育するという世界でも例のないすばらしい取り組みが実現したのだと思いました。
熊森の森山会長が、秋田県佐竹知事に、「知事さん、歴史に残る善政を行われましたね」と、感謝の心いっぱいにお声掛けをすると、知事さんもニッコリ微笑まれていました。
この日は、たくさんの方が訪れていました。
できたての運動場。この日は3頭のヒグマが運動場に出してもらっており、うれしそうに走り回っていました。中央に植樹された2本の木はクリです。クマがいたずらしないように電気柵で囲まれていました。これからだんだん草が生えて、緑いっぱいの運動場になっていくということです。
なんといっても人気スポットは、強化ガラス越しにヒグマたちと出会えるこの場所です。大勢の人たちが立ち止まって、ヒグマの一挙一動に目を輝かせていました。地球には、人間より大きくて強く、理知的で優しいこのような動物が自然界に存在します。なんとすばらしいことでしょうか。
普通の日にまた、ゆっくり訪れてみたいと思いました。
全国のみなさんに、阿仁熊牧場「くまくま園」を訪れていただき、クマ終生保護飼育の試みを支えて頂きたいと思います。