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10月7日 兵庫県但東町中部くまもり植樹地調査 ②2002年植樹のカキに、今年は実りなし

次に、兵庫県豊岡市但東町の中部に、2002年に植えた柿の植樹地を見に行きました。当時、このあたりの2か所に、役場のお世話で柿の3年苗200本を植樹させていただきました。

しかし、1か所の100本の苗木は、なぜか植樹後、すぐ、誰かによって抜かれたり鋭利な刃物で苗を切られたりして、全滅していました。

植樹に参加した人たちの多くは、阪神間からの一般市民でした。みな一様に、悲しい思いをしました。わたしたちの植樹を、快く思わなかった人がいたのだと思います。残念ですが、仕方がありません。

 

しかし、この場所に植えたカキは、無事でした。ここだけでも残してくださったことに感謝します。

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この場所で成長した十数本の柿の木は、2013年にたわわに実りました。そして、うれしいことに、クマたちが幹ごと折って食べてくれていました。みごと、クマ止め林の役目を果たしたと思います。

木が枯れてしまうのではと思うほどの、激しい枝折り、幹折りでしたが、今年はどれも枯れずに新たに元気な葉を出して育っています。しかし、さすがに、今年の実りはゼロでした。次回、何年後に再び実るのか、見ていきます。

 

この場所は、なぜか地面が芝生で覆われています。シカの糞がたくさんありましたが、地面は近くの自然林の中のように茶色一色ではなく、一面が緑でした。ここだけは、バッタなどの虫が、あちこちで飛び交っていました。奈良公園を思い出しました。芝生とシカは共生関係にあるということですから、このような場所を芝生にすることは、シカとの共存には意味のあることなのかもしれません。

 

ここには、今年の5月を初め、この2~3年の間に、シカ除けパッチディフェンスを張って植えた柿の大苗があります。

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今年5月に植樹した柿の木

こちらの方はどれも順調に育っていました。来年の雪解け時に、パッチディフェンスが倒れないように願うばかりです。

 

 

 

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