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11月16日 リニア中央新幹線 南アルプスに穴を開けちゃっていいのかい?  兵庫に次いで京都でも市民勉強会 

健全な母なる大地の横腹深く、トンネルという名の長大な穴を開け、大地の血管ともいえる水脈をぶち切って走るリニア中央新幹線。

日本国始まって以来の最大の国土破壊、自然破壊です。

いったん開けてしまった穴は二度と埋め直せません。

今、止めないと、取り返しがつかないことになる工事なのです。

自分の体にこんな手術を施されたらと考えてみてください。

もう生きてはいけない。自然は生きているのです。

南アルプスから出る膨大なトンネル残土は、南アルプスの標高2000メートルの谷に捨てるそうです。

クマを初めとする野生動物たちが、生息地を壊されて生きていけなくなり、号泣することでしょう。

 

 

しかし、大手メディアは、巨額の広告収入に頭が上がらないのか「夢のリニア超特急」などと、推進賛美情報しか国民に流しません。

計画沿線外の国民は、どんな無茶なことがJR東海の企業エゴによって国土になされようとされているのか、今も気づけないでいます。

使命を失ったメディアの罪は、誠に大きい。

いくら資金が用意できるからと言って、いくら技術があるからと言って、国土に長大な穴を開けることなど誰人にも許されないことです。

自らの命を産み育んでくれたこの国土を、もっともっとこの国に生きる人は、愛して欲しいと思います。

やるなら、せめて、地上に建設すべきです。

 

 

リニア中央新幹線 南アルプスに穴を開けちゃっていいのかい?blogs.yahoo.co.jp/jigiua8eurao4

上のブログはどなたが書かれているのか知りませんが、大変優れものです。全国民必読だと思います。

くまもりも、とても勉強させてもらっています。

学校の先生たちは、全国の学校で子どもたちにこのブログを読ませください。

利権のない子どもたちは事業計画に対して、国土交通省よりも正しい判断をくだすことでしょう。

 

 

リニア中央新幹線を全国民の大問題にすべく、熊森としては本部のある兵庫県に続いて、今回は、認定NPO法人環境市民との共催で、京都市で第2回勉強会を持ちました。

今回は、山梨県甲府から慶応大学名誉教授の川村晃生先生、福島から福島大学教授柴崎直明先生をお招きして、ご講演いただきました。

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川村晃生先生のご講演

 

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柴崎直明先生のご講演と、コンピューターシュミレーションに目が点の参加者たち

両先生共、青年のような情熱でリニア中央新幹線の問題点について熱く語ってくださいました。

本当にたくさんのことを教えていただき、参加費の1000円が安すぎたと感じました。

先生方におかれましては、超多忙の中、また遠い所から、本当にありがとうございました。

関西に住んでいては、情報がほとんど入って来ないため、初めて聞くことだらけの驚くべきリニアの負の実態に、参加者のみなさんはしばしば目が点になっておられました。

とてもブログでは紹介しきれないので、詳細は別の機会にしたいと思います。

学んだことを、これから回りにどう広めるかが、参加させていただいた者の使命です。参加者50名。

 

無茶な国土破壊工事を止めるには、膨大な人口を抱える都市の市民こそが、環境への影響を学び、過疎地である地元の方たちの声も聞いて、反対の大声を上げなければなりません。

どなたかリニアの大問題点を察知して、国会で取り上げてくださる議員さんはおられないのでしょうか。

来る衆議院選挙では、おそらくリニアに何の疑問も持っておられない候補者の皆さんに、リニアの取り返しのつかないマイナス点を知っていただくいい機会にしたいです。

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リニアの問題点がとてもよくわかるパンフレットに見入る参加者のみなさん

 

P.S  今回の学習会には、ぜひ大学生のみなさんに来ていただきたいと、熊森本部と京都府支部スタッフらが、会場近くの龍谷大学、京都教育大学、そして、京都大学、それぞれの校門で、チラシを各300枚手渡しさせていただきました。

しかし、大学生の参加はゼロでした。

リニア賛美報道に洗脳されてしまっているのでしょうか。

それとも、国や国土の問題に、最近の大学生たちは関心がないのでしょうか。

歯止めなき自然破壊によって、他生物が悲鳴を上げていることに気づかないのでしょうか。

自然保護団体としても、若者に未来を託したい大人世代としても、非常にショックでした。

 

今回の学習会に参加して下さった熊森顧問の京都大学名誉教授今本博健先生にお聞きすると、京大にも、リニアに反対している学生たちがいるということで少しホッとしました。

利権に毒されていない国民が、もっともっとしっかりいろんなことについて学んでいかないと、国も国土も人類の将来も、めちゃくちゃになってしまうと思います。

京都新聞さんだけが、取材に来てくださいました。心からお礼申し上げます。

 

 

 

 

 

 

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