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8月11日 誰にも責任がとれませんが、それでもいいのですか 川内原発再稼働(鹿児島県)

2013年7月に策定された新規制基準の下で、「全国初の再稼働」となった九州電力川内原発。

どうしてこんなことが日本のような成熟した社会でまかり通れるのか、信じられません。

 

 

昨年6月に市民グループが市民約1万7000人を対象に行ったアンケートで、回答数約1100のうち85%が再稼働に反対だったそうです。

多数派が常に正義とは限りませんが、この場合は当然だと思います。

福島原発事故と、それ以降の福島がどうなっていっているのかを、国民はじっとこれまで見てきました。

 

 

国は、もし事故が起きたら国が責任を持つと言っています。気持ちはうれしいですが、元の大地に戻すことは誰にもできないのです。

できもしないことに責任を持ちますなどと言うのは、無責任です。

 

 

事故が起きなくても、いまだに放射性廃棄物の処理法がありませんから、原発は地球環境を汚染していく一方です。

たった一つしかない宇宙船地球号を汚染して生物が住めない星にしていくのと、タクシーの運転手や食堂経営者がこれでお客が増えると喜ぶのとを、天秤にかけるのはまちがっています。

私たちの命を支える地球環境の保全と経済は、天秤にかけられるようなものではありません。

 

 

冷静な判断力を持つ第三者としての市民が、もっともっと力を持つ社会にしていかねばならないと思いました。

 

 

「欲に狂った電力会社の暴走と、そのおこぼれに群がろうとしている人たちを、お天道様は見ています。天は決して許さないでしょう」という声を聞いて、少し救われた気持ちになりました。

 

 

 

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