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第20回本部くまもり原生林ツアー無事終了!8月23日(日)

集合場所の阪急西宮北口駅近くに、みなさん早々とおそろいくださいました。

おかげさまで、出発予定時刻の午前8時少し前に、バスが出発。

快調なスタートを切ることが出来ました。

行き先は、兵庫県と岡山県の境に位置する岡山県西粟倉村の若杉天然林です。

夏休みの自由研究をしようと親子で参加した子供たち、大学生、大人、現地合流組も合わせて、総勢46名が参加、大いににぎわいました。

今年の原生林ツアーの実行委員長は、22歳の新卒本部職員が務めました。

道中、参加者のみなさんに大いに楽しんでいただき、また、勉強もしていただこうと、本部スタッフ一同、一生懸命準備しました。

 

 

バスの中では、目的地到着までの時間を利用して本部スタッフによる様々な企画が催されました。

 

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クイズ「この動物はなんでしょう??」

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紙芝居も上映

 

 

兵庫県たつの市のたつの公園で一旦下車し、保護飼育されている2頭のツキノワグマを見ました。

首の下に名前の所以となった「月の輪」の白い模様がはっきりと見えました。

 

次に下車していただいたのは、兵庫県千種町の佐古井の森です。まだ青いミズナラのドングリの実を見ていただきました。

ブナの実はとてもおいしいのですが、豊凶が激しく豊作年が少ないので、クマにとっては冬籠り前の食い込み用食料としては、あまりあてにできません。

クマが頼りにしているのは、このミズナラのドングリです。日本海側では残念ながら、2000年代に原因不明のナラ枯れが起き、江戸時代からずっと生きてきた200年300年の巨木から始まって、ミズナラが大量に一斉枯死してしまいました。

ドングリ

赤い丸内が、ミズナラのドングリ。

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皆で木を見上げて観察しました

 

3番目に下車していただいたのは、広大な人工林地帯で人工林の中が見られるところです。

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動物にとっていかに棲みづらい場所であるか、体感していただきました。

 

いよいよ若杉原生林の前に到着。班ごとに分かれ、昼食です。

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現地の天候は終日晴れ、気温は25℃でハイキング日和。昨年に引き続き、今年も地元の千種高校生徒会が原生林ガイドを手伝ってくれます。

まず、入山に向け、準備体操です。

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千種高校生が、入山前の体操を指導

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入り口で記念撮影

 

班ごとに入山開始です。

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この場所でたたら製鉄用の炭を作っていましたと、高校生。

 

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葉の見分け方を伝える高校生「ホオノキ一枚、トチノキてのひら」

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ブナやカエデの木々から差し込む木漏れ日。

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輝きを見せる冷たく澄んだ沢の水。

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様々な鳥のさえずりをききながら、ゆっくり散策・・・。

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実をつけるヤブデマリ。熟すと赤黒くなる

 

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ああ楽しかった。みなさん、さわやかなお顔で無事帰還。

 

「天然林は素晴らしい」

「清流の涼しい風が心地よい」

「紅葉の時期に、また来たい。」

みなさんに、大いに楽しんでいただけたと思います。

「ガイド役の若いスタッフのみなさんが、すばらしかった」

参加された皆さんから、このようなご感想を頂くことが出来ました。

日本の奥山の現状も知っていただけました。

 

ご参加くださったみなさん、千種高校のみなさん、本当にありがとうございました。

無事故で、無事、終了することができました。

渋滞もなく、予定より30分早い午後6時半に、西宮北口で解散しました。

 

来年の、本部原生林ツアー2016年8月21日(日)に開催いたします。是非、今からご予定ください!!

 

 

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