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企業勉強会② これからの太陽光発電はシリコン型ではなくチタン型に

企業勉強会に出席して、いろいろと学びがありました。

 

その中でも一番衝撃的だったのは、太陽光発電のことです。

 

福島原発事故後、再生エネルギーへの転換が進み始め、昨年度、九州のある地域のある時期の再生エネルギーが占める割合は、20%を超えたそうです。これはかつて原子力発電がこの地で占めていた割合を上回るのだそうです。

 

それが手放しで喜べることなのかどうかは置いておいて、現在のシリコン型太陽光発電器材を製造するには、環境破壊につながるかなり危険な種々の薬品や大量のエネルギーが必要だそうです。しかし、17年後は劣化して、これらの器材は何にも転用できず、膨大なゴミとなる運命なのだそうです。

 

くまもりは、山の木を伐って太陽光発電のパネルを設置することは、今以上に野生生物の生息地を破壊することになるだけではなく、山崩れの原因となり、家や人命まで失う恐れがあるので、地元の方たちのためにもやめるべきだと考えています。まして、17年後、全てが大量のゴミとなって、谷や海を埋めることになるのかと思うと、恐ろしくなります。

 

ところが、奈良県生駒市にある中小企業の社長さんが、シリコン型ではなくチタン型の太陽光発電を発明されました。チタンを使うと、製造が簡単で、発電量が多く、パネルに斜めにあたる太陽光でも、北欧の白夜のような弱い太陽光でも発電できるそうです。その上、シリコン型と違って半永久的に器材が使えるそうで、大量ゴミにならないそうです。

 

社長さんにその仕組みを説明していただき、日本のものづくりは中小の企業が支えているという話を思い出しました。社長さんの話通りに行くなら、素晴らしい太陽光発電革命だと思いました。

 

くまもりとしては、すぐに大手電機メーカーが飛びついて、チタン型太陽光発電の製造に入ると思ったのですが、大手は動けないのだそうです。なぜなら、シリコン型太陽光発電器材を作るために、既に今、膨大な設備投資をして大工場を建設してしまっており、これを突然やめて新たなインフラ整備を開始するなど無理ということです。

 

大企業ゆえに、小回りが利かないことがわかりました。開発された社長さんは困ってしまって、海外の企業にアタックしようと思われているそうです。

 

くまもりがこのチタン型太陽光発電を試してみたわけではないので、強くは言えませんが、シリコンを使ったp型n型半導体が劣化して大量ゴミになることを思うと、日本国内で、チタン型太陽光発電を試してみて、良い物なら国内でどこかの企業が生産してほしいと思いました。ちなみに、この社長さん、チタン型太陽光発電の特許をとられたそうです。

 

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