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2016.3.20 昨年植樹した柿の苗木に施肥(兵庫県宍粟市波賀町)

天候は、晴れ。気温は13度と、少し肌寒く感じましたが、桜の花がちらほらと咲き始めており、春のおとずれを感じました。

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苗木の上に、もみ殻を盛りつける

昨年の柿の苗木植樹では、苗木に盛り土をして、鶏糞(肥料)をまき、もみ殻で覆いました。しかし、現在は、雨や、雪の浸食をうけて、盛り土の一部が削られたり、もみ殻が少なくなったりしたので、今日は補給作業を行いました。

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クマ用柿園の遠景

この日ご指導してくださった幸福重信さんは、「動物の棲める豊かな環境を復元していこう」と、熱意溢れるお話をしてくださいました。(以下、概要)

 

「平成16年、山のドングリはほとんど実らず、山からクマが下りてきて、リンゴ園のリンゴをたくさん食べられてしまいました。しかし、奥山はスギやヒノキの人工林であふれ、動物が棲める場所がほとんどない状況から、これからは、すべての生物が、共生できる、持続可能な森づくりをしていく必要があると感じました。リンゴを守っていくだけでは共生にはつながりません。クマがリンゴ園に来なくてすむように、山に柿を植樹して、クマが食べていけるようにバックヤードをつくっていこうと思っています。」

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幸福さん(写真右端)からお話をきく、くまもりメンバー

7名の熊森メンバーは皆、幸福さんのお話に胸をうたれました。

作業を終え、山から下りているとき、ヤマセミ(体長38センチの大きな鳥)の巣穴と、野生のテンに会いました。

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ヤマセミの巣穴 (赤枠の中)

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テン(冬毛)

 

熊森は、平成17年からこの原観光リンゴ園さんと協力して、リンゴ園裏山の人工林の広葉樹林化を進めてきました。

これからも、地元と都市が力を合わせて、動物たちの姿が見られる場所を復元していきたいです。

熊森活動は自然に触れ合える楽しい活動です。

みなさんもぜひご参加ください。

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