くまもりNews
4月23日(土) ツキノワグマ「とよ」保護飼育1周年記念イベント
- 2016-05-03 (火)
- くまもりNEWS
当日は、うれしいことに快晴。春らしくさわやかな1日でした。
参加者は親子25名。内、半数は、「とよ」に会うのが初めての方々です。
まず、最初に、とよの観察。
動き回る「とよ」の姿に、皆、興味津々です。
「とよ」がびっくりしないように、静かに観察しました。
プールが大好きな「とよ」
続いて、木の香りがする紙粘土で、「とよ」像作り。
子どもたちは、一生懸命取り組んでくれました。
お昼からは、紙芝居「とよちゃんものがたり」を上演です。
とよがイノシシ罠に誤捕獲されてから、高代寺で飼われるまでのいきさつを、
とよ目線で描いたお話です。
みんな、最後まで静かに聞いてくれました。
続いて、一周年セレモニーの開催です。
最初の計画では、保護飼育1周年の元野生グマ「とよ」が元気に育っていることを、みんなで祝い合う会にしようと思っていました。しかし、熊本地震で亡くなられた方々や被災された方々のことを思うと、とても祝賀気分になどなれません。
まず、熊本地震で亡くなられた方に、黙祷を捧げました。
この後、森山会長、お寺の副住職さん、「とよ」のお世話に通ってくださっている近隣の会員から、あいさつやお話がありました。
いよいよお待ちかね、紙粘土作品の表彰式です
こぐま賞(高代寺賞)
他の作品も、皆、個性あふれる素敵な作品ばかりで、選考は困難を極めました。
「とよ」の存在を通して、日本最大の野生動物であるクマに敬意を持ち、慣れ親しむ人が増えてほしいです。
そして、祖先がしてきたように、たくさんの野生動物たちに手を合わせ、共に暮らそうとする国民が増えてくれることを願っています。
参加してくださったみなさん、準備してくださったみなさん、取材に来てくださったテレビ局のみなさん、ありがとうございました。