くまもりNews
兵庫県知事立候補者へのくまもり奥山アンケートの結果です 7月2日投票時のご参考に
兵庫県知事選挙に4人の候補者が立候補されています。
各候補者事務所に熊森協会本部より、次のようなアンケートをFAXで送らせていただきました。
<アンケート前文と質問事項>
兵庫県の中部・北部の奥山は、戦後の国策であった拡大造林政策により、スギやヒノキなどの針葉樹の人工林で埋められたままになっています。その結果、山からの湧水が激減しており、大変なことになってきています。また、奥山を生息地としていたクマをはじめとする野生動物たち(国策の第一次被害者)は生きられなくなり、人里に出て来て、地元の人たち(国策の第2次被害者)を困らせ、大量捕殺されています。政治は、この両者を救わねばなりません。
当協会は、
①奥山スギ・ヒノキ林を林業用に間伐するだけではなく、自然林へ大幅に転換させて、野生動物たちが山に帰れるようにし、昔のように人と動物の棲み分け共存を復活させること、それによって
②次世代の水源を確保すること、
③野生動物を大量捕殺するのではなく、被害防除対策に予算を集中させることを願っています。本来の生息地を失っている絶滅危惧種のクマを、スポーツやレジャーとして狩猟対象にすることはやめるべきです。
④当協会のような民間自然保護団体が奥山問題に参画できるように、兵庫県立森林動物研究センターが持っている情報を隠ぺいせず、せめて他府県並に公開することを求めます。
回答者のお考えに〇をお付けください。
候補者への質問
Q1、奥山スギ・ヒノキ林の自然林化について
1、大いに進める 2、どちらともいえない 3、多くの人工林を温存する
Q2、兵庫県がツキノワグマを狩猟対象としていることについて
1、狩猟禁止とする 2、どちらともいえない 3、今後も狩猟対象とする
Q3、兵庫県立森林動物研究センターの、他府県並情報公開について
1、他府県並に公開する 2、どちらともいえない 3、情報を公開する必要はない
コメントがありましたらお願いします。
以上
6月26日現在、全候補者より回答がありましたので、ご紹介します。(クリックするとPDFが開きます)
(回答受信順)
(熊森より)
各候補とも、誠実にお答えくださっていると感じました。
候補者の皆さん、超多忙の中、本当にありがとうございました。
★熊森会員をはじめとする兵庫県民の皆さん、どうぞ候補者選びの参考になさってください。