くまもりNews
秋田県内の小学校にクマの絵本を贈ろう クラウドファンディング「FAN AKITA」のご紹介
2014年、経営破たんした旧八幡平クマ牧場に残されたクマたちを、旧阿仁熊牧場(現:北秋田市立くまくま園)に29頭全頭救命していただいたことがあります。
今年8月、そのクマたちが元気にしているか見に行った際、山で保護された「のりちゃん」という、3本足のツキノワグマ(メス)がいました。
私たちは一瞬、「くくりわなにかかったんだ」と、胸を痛めたのですが、話を聞いてみると、そのような傷ではなかったそうです。
原因はわかりませんが、大ケガをして母熊からはぐれた子グマだったそうです。
保護して「くまくま園」に連れて来られたものの、足を切断するしか命を助ける方法がなかったということで、獣医さんたちに手術をしてもらったということです。
「のりちゃん」は現在3本足になってしまいましたが、元気にみんなと暮らしていました。
この「のりちゃん」のことを、北秋田市の元地域おこし協力隊員 九島 千春さん(現在カンボジアにて活躍中)が文にして、秋田北鷹高校の生徒さんが絵をかいて、素敵な絵本
「月の輪ぐま 『のりちゃん』物語」
の原版ができたそうです。
この度、マタギの里観光開発株式会社の社長さんが、この絵本を製本して、秋田市内小学校に配って、「のりちゃん」が障害にも負けず元気に生きていることや、クマとはどんな動物なのか、秋田県の子供たちに伝えたいと、クラウドファンディング「FAN AKITA」に応募されました。
熊森も、この絵本を通してくまくま園を訪れる子供たちが増え、くまくま園の経営が安定して、全頭救命していただいたヒグマやツキノワグマが寿命までここで大切に飼育していただけることを願っています。クラウドファンディング「FAN AKITA」にご寄付いただける方は、よろしくお願いします。