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新温泉町における風力発電事業の地元説明会(3月11日)に参加

兵庫県新温泉町の人工林率は45%です。

天然林内には、今も下層植生が生えており、ツキノワグマをはじめとする野生動物たちの貴重な生息地です。

 

この新温泉町の山の尾根筋に、外資である合同会社NWE-09インベストメントが、21基の風力発電用風車を立てようと計画しています。

何のために。社名のインベストメントというのは、投資という意味だそうです。つまりお金儲け。

総工費280億円の事業となるそうで、他にも日本全国で事業展開を予定されています。

この会社の本社はシンガポールにあり、社長さんは、アダム・バリーンという40歳くらいのニュージーランド人だそうです。

 

高さ150メートルの風車が21基、新温泉町の尾根筋に立ったところの想像図(熊森作成)

 

熊森は、必ずしも風力発電に反対している訳ではありませんが、尾根筋に風車を立てるのはやめていただきたいです。

山の命である一番デリケートな尾根に、大きな穴を掘って大量のコンクリートを流し込まねばなりません。

直径130メートルの羽を運び上げるために、広い道路を山の上まで造らねばなりません。

そこから山が崩れることも十分、考えられます。

 

また、風車の寿命は20年ですから、20年ごとに、尾根筋を爆破して、コンクリート片を除去し、新たなコンクリートを流し込む工事が必要です。

そのうち、山がぐちゃぐちゃになって崩れてくるのではないでしょうか。

セメントの灰汁や泥水で渓流魚は死滅、野生動物を初め、大切な住民の水源も汚染されます。

原発と違って、町にもたらされるお金はスズメの涙だと聞いています。

 

次世代のためにも、他生物のためにも、尾根筋への風車設置は思いとどまって欲しいです。

風力発電は必ずしもエコではなく、立てる場所によっては取り返しのつかない環境破壊となります。

説明会では、マイナス面がほとんど紹介されていませんでした。

造ってしまってからでは遅い。これを機に、国民みんなで風力発電の勉強をしていきましょう。

 

この計画に意見のある方は、3月26日までに、以下に意見書を提出すればよいそうです。熊森提出済み。

〒105-0001

東京都港区虎ノ門4丁目1の28 虎ノ門タワーズオフィス14階

日本風力エネルギー株式会社 「新温泉」と書いてから意見と理由

FAX03-6452-9778  hiroshi.takayama@equisenergy.com

事業開発マネージャーの高山寛氏宛て

 

2018年1月19日くまもりブログを御参考にしてください。

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