くまもりNews
福井県の観光地 大野城でクマ目撃 市がとった迅速な対応とは
観光名所である福井県の大野市にある大野城で、クマが目撃されました。
6月18日、熊森本部は、大野市の担当者に状況を聞き取りしました。
福井県大野市の担当者の話
6月14日(木)の朝6時に、ラジオ体操をしに来られた方々がクマを目撃されました。クマは1頭で、石垣の下を歩いていたそうです。すぐに公園内を猟友会の方と探索しましたが、発見できませんでした。誘因物も探しましたが、見つかりませんでした。クマが公園内に潜んでいる可能性もあるため、観光客が多く訪れる土日の2日間を立ち入り禁止とし、捕獲罠を城内に3基設置しました。
しかし現在は(6月18日時点)、クマの目撃や痕跡がないので、クマがいなくなったと判断し、立ち入り禁止を解除し、捕獲罠も撤収しました。
大野市は盆地で周囲を山々に囲われているのでクマが出るのはよくあることです。以前も、大野城で目撃されています。
熊森から
クマに慣れている地域のようでした。迅速な立ち入り禁止措置、迅速な罠の解除、おかげで、クマも人も何事もなく終わりました。
もし、クマが捕獲罠にかかっていたら、殺処分されていたと思われます。捕獲する必要のないクマは、捕獲しないことが大切です。
ちなみに、昨年度福井県で放獣されたクマは11頭で、全て誤捕獲されたクマでした。