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つくられた有害鳥獣 反省なき大量駆除

神奈川県会員が、以下の埼玉新聞記事を紹介してくださいました。

 

 

クリックしたら大きく見られます。

 

(熊森から)

人間が野生鳥獣を有害鳥獣にしているのであり、その原因の半分が、小島望氏の記事によってズバリ指摘されています。原因の残りの半分は、拡大造林など人間による森破壊で、こちらの方は熊森が発足当時から指摘し続けてきたことです。

埼玉県の川口短期大学に、鳥獣被害増大の原因が人間にあることを見通しておられる教授がいらっしゃることを知って、うれしくなりました。

全国の研究者、行政マンに、読んでいただきたい記事ですね。

 

それにしても、「日本政府の現状認識能力の欠落先送り体質が如実に表れている」は、至言です。

優秀なはずの官僚のみなさんが、どうしてほとんど誰もかれもが物言えぬ野生鳥獣に罪を背負わせ、彼らを殺すことしか考えない人間になっていくのでしょうか。どうして生命の尊厳がわからなくなっていくのでしょうか。

公務員になった時は、みんな正義感に燃えていたはずです。

日本の行政システムに、重大な欠陥があるとしか思えません。

 

行政は、人間が原因を作っているのに全く反省することなく、野生動物を殺害することを猟友会や業者に指示することで目の前をごまかそうとしています。

誰だって殺生は嫌ですから、行政は自分の手は汚しません。部屋の中にいるだけです。

 

野生鳥獣から見たら、今の人間は悪魔でしょう。

熊森は訴えます。人間は悪魔であってはならない。

人間本来のやさしさを取り戻すためにも、熊森は野生鳥獣の保護運動を続けます。

 

 

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