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森林環境税・譲与税法が成立しました

参議院でも広葉樹林化を進めるための附帯決議がつきました!!

3月27日、森林環境税・譲与税法案が、参議院を通過し、成立しました。

 

参議院の総務委員会でも、熊森が訴えていた広葉樹林化とその体制整備をすすめることを求める附帯決議がつきました。衆議院総務委員会での附帯決議とほぼ、同じ内容のものです。

 

平成29年暮れに、森林環境税の創設を知って以来、熊森では、この機会に放置人工林の天然林化の流れを全国に広げたいと署名、国会への要請、全国の自治体への陳情と会をあげて取り組んできました。衆議院と参議院で天然林化を進めることを求める附帯決議を入れることができたのは、会員をはじめとするたくさんのみなさんと、豊かな森再生を重要と考え、尽力してくださった国会議員の方々のおかげです。本当にありがとうございました。

 

附帯決議を実現すべく、すでに、私たちは、森林環境税を使った天然林化の事例づくりのために動いています。豊かな森再生の動きを全国に広めていきましょう!

 

(参議院総務委員会での附帯決議の抜粋)

政府は、森林環境税及び森林環境譲与税創設の趣旨にのっとり本法の施行が円滑に進むよう、次の事項についてその実現に努めるべきである。

 

9 私有人工林の荒廃が進み、保水力低下、土砂災害の発生、野生鳥獣の生息地の破壊、花粉症患者の急増など、深刻な問題が生じていることがわが国の森林における重要な課題であることを認識し、森林環境譲与税を活用して、豊かな森再生のために、地域の自然条件等に応じて、放置人工林の広葉樹林化を進めること。

 

10 広葉樹林化の施業は、実践例が乏しく森林環境譲与税の交付をうける市町村にその技術が無く、人材が不足していることから森林環境譲与税で放置人工林の広葉樹林化が進むように具体的な指針を示し必要な支援を行うこと。

 

11 既存の森林整備等に係る補助金等は、放置人工林の広葉樹林化に利用が難しく、自治体独自の補助事業がほとんどないことに鑑み、放置人工林の広葉樹林化が各地で進むよう、必要な取り組みを行うこと。

 

12 森林環境税及び森林環境譲与税制度について各自治体における使途及び豊かな森林の公益的機能増進への効果を検証しつつ、必要がある場合には豊かな森林環境の再生のために、森林環境譲与税の使途や譲与基準をはじめ所要の見直しを行うこと。

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