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参議院でも「国有林での天然林化」を訴える

国有林管理経営法案が衆議院を通過し、参議院に入ってきました。

熊森は、国有林内の人工林を、天然林、針広混交林に戻していくことを求めて、ロビー活動を進めています。

5月22日、熊森の室谷悠子会長と職員の水見は、参議院農林水産委員会の議員の方々にお会いし、お願いして回りました。

里見隆治議員(中央)と室谷会長(左)、水見(右)単一で手入れ不足の人工林は脆く、全国で災害をもたらしていることについて、深く関心を持ってくださいました。

 

儀間光男議員(左)に、資料を見せながらお願いをする、室谷悠子会長。儀間議員は、午前中の本会議でも、国有林野の広葉樹林化をご指摘して下さったということでした!

 

衆議院農林水産委員会理事の、紙智子議員(左)と室谷悠子会長(右)突然の訪問となってしまいましたが、お話を熱心に聞いて頂くことができました。

 

参議院農林水産委員会理事の、田名部匡代議員(中央)と、室谷会長(左)、熊森の水見(右)。国有林が率先して天然林化に取り組んでほしいとお伝えしました。

翌5月23日、お会いした議員の方々が、参議院農林水産委員会で質問に立って、広葉樹林化や天然林化に言及して下さいました!

質問に立つ、里見隆治議員、5月22日参議院農林水産委員会(クリックすると、参議院国会中継が見られます)

里見隆治議員:人工林を切った後の森林づくりについて、私の先輩議員でした赤松正雄さんが顧問を務めておられます、日本熊森協会は、天然林化や針葉樹と広葉樹の混じった混交林にしていくべきだとおっしゃっています。ぜひ、進めて行ってください。

質問に立つ、儀間光男議員 5月22日参議院農林水産委員会(クリックすると、参議院国会中継が見られます)

儀間光男議員:この法案を機に、国有林の人工林は、同じスギやヒノキを植えるのじゃなしに、広葉樹や針葉樹の混交林にしていくべきです。特に、これらの人工林は山の生態系を崩す大きな原因になっているんです。人工林は、天然林のように表土があるわけではないですから、保水力がなく、大雨が降るたびに崩れ、洪水をもたらし、人里へ甚大な被害をもたらします。国有林の天然林化は、民間だけに任せず、国策でやってください!林業は山奥ではなく里でやって、山奥は動物たちが暮らせる環境を作ってやってくださいよ。

 

私たちのお話を聞いてくださった議員の皆さま、質問をしてくださった議員の皆さま、本当にありがとうございました!

森林環境税の時にも感じましたが、手の行き届いてない人工林がもたらす問題や、水源の森を復元するための天然林化や広葉樹林化などの重要性は、国会議員の方々によくご理解をいただけます。

参議院の農林水産委員会の議員の皆さま、ぜひ、国有林を豊かな森に戻していくために活発な審議をよろしくお願いします!

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