くまもりNews
9月25日 熊森環境教育再開は、大阪の進学校 清風学園中高生から
- 2020-10-02 (金)
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新型コロナで今年のくまもり本部による環境教育が止まってしまっていましたが、大阪の進学校清風学園の藤浦新聞塾に参加している生徒や生物部に所属している生徒など、中高生併せて約40名を対象に、開催しました。
なんと、理事長の平岡英信先生も興味を持たれてご参加下さいました!
今回お声掛けくださったのは、清風学園で顧問として新聞塾を開設されている藤浦さんです。新聞記者として活躍してこられた藤浦さんは、若い者にこそ文章との向き合い方、新聞の読み方を教えなければならないと考え、新聞塾を開設され、その活動の一環として熊森を呼んでくださったのです。
まず初めは、低学年向きに作られた「どんぐりの森を守って」という熊森青年部作の実話紙芝居です。大人にも見ていただけます。演じたのは、今春、新卒で熊森環境教育担当職員となったKさんです。着任してから初めて人前に立てました。
母グマが殺されてしまうシーンではおもわず耳をふさぐ生徒もいて、手ごたえを感じました。
次は、室谷悠子会長の講話です。
大阪の水道水が一体どこから来ているのか、琵琶湖の水はどこから来ているのかというお話から始まり、クマの棲める豊かな森の重要性につなげていかれました。そして、日本の森林の現状を伝え、森再生の必要性に話を進めていかれました。
参加した生徒は皆、社会問題に興味を寄せているということで、終始真剣な面持ちでメモを取りながら熱心に聞いていました。
生徒たちは、普段から新聞部として様々な文章に触れているというだけあって、質疑応答の時間もクマに関することから森再生に関するものまで、鋭い質問が絶え間なく室谷会長に投げかけられました。
単に植樹するだけでは木は生育しないのではないか、どのようにすれば良く育つのかという質問も出て、室谷会長は、する予定のなかった小規模皆伐の話をすることにもなりました。
生徒が、どうすればより良くなるかを真剣に考えたからこそ、出てきた質問だと思います。
今回、清風学園に熊森を、呼んでいただき、本当に感謝しています。
自然保護の第一歩は、今どうなっているのか、まず現状を知ることからです。
自然保護の輪を広げるために、これからも環境教育や講演等を精一杯させていただきます。
幼児から小学校各学年、中学校、高校、大学、社会人、それぞれ向きのプログラムを持っておりますので、環境教育、環境講演会など、ぜひ、熊森にお気軽にお声掛けください。熊森は、全国どこへでも出かけます。