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酒井丹波篠山市長や龍蔵寺住職もご参加 第2回くまもりカフェin丹波篠山

2022年8月28日午前

 

今年も兵庫県の丹波篠山市でくまもりカフェを開催することができました。会場をご提供してくださった龍蔵寺さんに、心から感謝申し上げます。参加者50名。

 

お寺の本堂に入ると、上部に取り付けられた大きな窓から青々とした木々が目に入ってきます。まるで、森の中に座っている感じです。使用した木材はすべて所有する境内林のスギを伐採したものだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本堂

 

室谷悠子会長の講演

クマの棲む森は保水力が抜群で、最高に豊かな水源の森です。

私は中学2年生の時から30年間、奥山水源の森とその森を造る生き物たちを守る活動を続けてきました。

この写真は1993年に当時の貝原俊民知事に中学生が直訴した時の写真で、右から3人目が私です。

 

 

 

 

 

 

 

室谷会長

 

近年、次世代に残すべき水源の森が、メガソーラーや風力発電によって大破壊され続けており、日本の森の大変な危機です。

二酸化炭素削減のためと言いながら、二酸化炭素を吸収する森林を伐採していては本末転倒です。

水源の森や野生動物たちが失われて取り返しがつかないことになってしまう前に、山林破壊を伴う再生可能エネルギー事業を禁止する法律を、一刻も早く制定していただかなくてはなりません。

 

 

 

龍蔵寺住職、酒井丹波篠山市長、押田森づくり課課長もご参加くださり、お話してくださいました。

 

龍蔵寺住職さん

上流で水を汚すと下流の人たちは困ってしまうでしょう。上流と下流、お互いに水のことを意識したいです。私は周りの人工林に落葉樹などの木を混植して山を整備をしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

お話される龍蔵寺住職

 

酒井隆明市長さん

熊森さんの取り組みを心から応援します。

市では故郷の森づくりとして人工林の間伐や広葉樹林化に力を入れていますがまだまだ道半ばです。

野生動物たちによる農業被害があると、野生動物を殺してしまえという声も多く出ますが、それでは一匹もいなくなってしまいます。なんとか共生をめざしながら被害低減対策をと、色々と工夫しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

酒井市長

 

森づくり課押田課長さん

サル対策にと電気柵を適切な場所に配置すると、目に見えて効果が出て来るようになりました。

農作物被害が減ると、農家の方々の口から「サルかて生きていかなあかん」という言葉が出るようになってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

押田丹波篠山市森づくり課課長

 

水見主任研究員

熊森の鳥獣被害対策や動物の棲める森再生活動を紹介しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

工藤環境教育担当

子供たちがノリノリだった熊森環境教育を実施しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの方の発言内容は、会報112号にもっと詳しく紹介されています。

会報が届いたら、是非ご覧になってください。

 

(完)

 

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