くまもりNews
春の戸倉植樹地メンテナンス~くまもりボランティア大活躍~
雪融けを待って植樹地へ
4月21日、27日の2日間に渡って、熊森のフィールドボランティアチームが、兵庫県宍粟市戸倉にある植樹地のメンテナンスを行いました。
戸倉は豪雪地帯で、毎年大量の雪が山を覆い尽くします。植樹地はシカなどに苗木を食べられるのを防ぐためにネットで囲いをしていますが、雪の重みでネットをかけている支柱が倒れたり、折れたりしてしまいます。雪が積もっていると作業できないので、春が来て雪融けとともに修復作業を開始しています。
今回はボランティアの女性3名が作業してくださいました。
1日目
戸倉トラスト地には5か所の植樹地があります。21日は3か所の修復作業を行いました。
壊れた囲いが・・・
この通り!
苗木の生育状況の確認も行いました。戸倉は苗木がうまく定着せず、なかなか大きく育ちません。今後さらに試行錯誤を続けていきたいと思います。
苗木から新芽が!順調に育って欲しいですね
移動中にシカの角を発見!
2日目
27日は残りの2か所をメンテナンスです。
太陽が照り付け少々暑い中、皆さん頑張ってくださいました。
丁寧にネットをかけていきます
野生動物はちょっとした隙間も見逃しません。ネットがたわんでいないか、破れている部分はないかなど、細かいところまで気を配って作業を進めます。
全ての囲いの修復が完了!
余った資材を確認して作業終了です!
2日間で5か所全ての囲いが修復できました。苗木や外から入ってきた植物が無事に大きくなり、少しでも早く広葉樹林が再生されることを願うばかりです。野生動物が安心して暮らせる山になるといいですね。
今回は女性のみのチームでしたが、大変な作業を根気強く頑張ってくださいました。作業してくださった方々本当にありがとうございました。
日本熊森協会はこれからも人工林の広葉樹林化を目指して、地元の方々やボランティアの皆さんと手を取り合って頑張っていきます!
熊森の活動やボランティアに興味のある方は、ぜひご連絡ください!