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宮城・加美町周辺での巨大風車150基計画に反対する住民団体が県に白紙撤回の要望書を提出
- 2023-07-08 (土)
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宮城県加美町の山あいとその周辺で3つの事業者による最大150基の風力発電事業が計画されており、7月5日、地元住民団体が白紙撤回を求める要望書を県に提出しました。
住民団体は、事業計画地は地滑りの多い地盤で土砂災害の危険性が高い、また、ガンやハクチョウなど渡り鳥の飛行ルートを含んでいて豊かな生態系に影響を及ぼすなどとして、全国から集まった約2万6000人の反対署名とともに、事業の白紙撤回を求める要望書を県の担当者に提出しました。
加美町の未来を守る会猪股弘共同代表「現在計画中の事業につきまして、白紙撤回を求めます。私たちは再生可能エネルギーには反対していないんです。自然に今まで生活してきた山や川を守っていきたいのが本心なんです」と述べた。(ここまでがTVニュース)
要望書の他に、地質図、地滑り、防災、水資源、健康被害、計画地付近での放射線量、加美町ガンカモ類の春の渡り、景観調査など、専門家が現地を測定して出してくださった、この地で巨大風車を建設してはならないとする膨大な資料を添付しました。
業者がいくら無茶な森林開発を計画しても、県が林地開発許可や、林野庁が国有林や緑の回廊の貸し出し許可を出さないようにしてくだされば、事業は止まります。地元行政や国の責任は誠に大きいものです。
要望を受けた県は、「住民や専門家などの意見を踏まえた県の考えを国にしっかりと申し入れていく」と応じたそうです。
熊森から
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