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🐾『子グマを守るため、軽トラに立ち向かった母グマを捕獲しないで』北海道 鈴木ひかる支部長 根室市長に申入書を提出

4月28日に、貴市で、林道を走行していた軽トラックにクマが襲い掛かったというニュースが流れました。母グマが、子グマを守るためにした行動でした。
5月1日、この母グマを山中に罠をかけて捕殺すると報道されたため、くまもり北海道支部ですぐに情報収集や申し入れをして、山の中に檻が設置されていないことは確認ができましたが、今後も引き続き対策が検討されるということでした。

 

5月10日、鈴木ひかる北海道支部長が、愛犬とともに8時間かけて高速を飛ばし、根室市役所を訪問、釧路から駆けつけた会員1名とともに、母グマを捕獲するため罠を設置しないでと市長宛要望書を提出ました。

 

 

 

🔴母グマの行為は正当防衛であること
 鈴木支部長は、今回は、子グマを連れた母グマに対し、偶発的にせよ誤って近づき、驚かせてしまったことが問題であり、母グマを捕獲するのは止めていただきたいと要請。
 対応していただいた担当者の方によれば、母グマを捕るというのは間違った報道で、これ以前に道の駅周辺や市街地近くでクマが目撃されており、市民生活に支障をきたしてはいけないということで、箱罠設置はそのためであるということでした。

 

🔵クマを誘引することもある罠設置でない対策を
 これに対して、鈴木支部長は、箱罠で駆除しても問題解決にならず、かえって箱罠は、もともとは問題がなかった、関係ないクマを誘引してしまうこともあり、かえって人身事故を誘発する危険があると伝えました。
住民にとっては、クマが出没しないことが大切で、出没させないためには、入ろうとする場所で、誘因物を特定して除去したり、電気柵や、防除柵を設置することが有効な対策で、島牧村での事例などを伝え、箱罠設置でない対策を求めました。
根室市では、今後も、引き続き会議で対応を協議するとのことでした。
地元、釧路新聞、毎日新聞、UHBテレビ(北海道文化放送)、読売新聞の記者さんが取材をしてくださいました(釧路新聞は有料記事です)。

 

🔴今後も引き続き、棲み分け対策の提案や協力を
 この晩、鈴木支部長が泊まったホテルのオーナーは、クマも他の動物も罠で取るべきでない、ヒグマに人の存在を知らせてやれば山でも事故は防げると言われていたそうです。根室市でも、生き物との共存を願う方はけっこうおられるとのことでした。
 5月11日、鈴木支部長は、朝は、クマがよく出没しているという道の駅周辺を視察して、帰宅。電気柵等の侵入防止対策を実施すべきとのことで、引き続き、根室市に対し対策の提案や協力をしていきたいとのことです。
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