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究極の牧場 生乳販売 「想いやりファーム」(北海道十勝平野)

←牧場全景

日本の乳牛は、1頭の子牛を生むと十数頭の子牛にあげられるまでの大量のお乳が出ます。元々、こんな牛は自然界には存在しません。人間によって体を異状な状態に改変させられたのです。その結果、牛は草だけではもう生きられなくなってしまっています。人間によって、牛たちは、トウモロコシなどの穀類や骨粉などを与えられないと生きていけない体にされてしまったのです。

←獣舎内で自由に過ごす牛たち

一般的には、2頭子牛を生むと、母牛は殺されて牛肉にされてしまいます。そのため、日本の牛の寿命は4年です。このような畜産のあり方に疑問を持った方が、牛への思いやりいっぱいの「想いやりファーム」を立ち上げられています。牛の体を工場生産としてみるのではなく、私たち人間と同じ生きものとして見られて、本来の牛の体に戻すことをめざしておられます。搾乳量も、一般牧場よりぐんと減らしています。
牧場には数十頭の牛がいます。今のところ、最高年齢の牛は12歳だそうですが、いずれ、年老いてお乳が出なくなっても、これまで役に立った牛たちですから、寿命までめんどうをみて安らかに過ごしてもらうようにする予定だそうです。

そんなことをしたら、採算が合わなくなる?!経済性だけを追い求めてきた人間社会は、人間を幸せにしたでしょうか。経済よりも大事な事、それは、人間性を失わずに全ての生き物たちといっしょに生きる事ではないでしょうか。

思いやりファームの牛たちは、追い立てられることがありません。広い牧場、自由な獣舎・・・・こんな飼い方をされている牧場の牛乳なら、高くても仕方がない。思わず買いたくなりますね。おっと、ここでは、牛乳ではなく、高温殺菌などの手を一切入れていない生乳(せいにゅう)だけを販売しています。こんな牧場が増えてほしいですね。このような畜産が一般的になれば、日本の畜産は多くの人間を養えなくなるでしょう。しかし、そもそもこの狭い国に、1億2800万人もの多くの人口を持ったことに、一体どれだけの意味があったというのでしょうか。

「想いやりファーム」のホームページ http://www.omoiyari.com/

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