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読売新聞ークマさんドングリ食べて!餌不足は人災と1トン

ここで、「どんぐりをまく」という表現がされていますが、実際には、ポイントまでヘリコプターで吊り下げて運び、地面の近くまでおろしたところで、容器の下が開き、一所にまとまって投下されます。人力で運ぶ際も、一か所にまとめて置きます。ニュースや新聞で書かれているような、「まく」という行為ではないことをあらかじめご了承ください。また、運んでいるドングリは街中のドングリに限定して集めてもらったものです。
当協会のドングリ運びに関しての見解:http://kumamori.org/infomations/carry_donguri/

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読売オンラインより抜粋
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20101126-OYT1T00181.htm

エサ不足で腹をすかせたクマに、人里に下りる前に食べてもらおうと、自然保護団体の「日本熊森協会」(本部・兵庫県西宮市)は24日、富山県上市町の山中にヘリでドングリ約1トンを積み下ろした。

人里で捕殺されるケースが相次いでいるため、山から下りないでほしいとの願いを込め、全国の支援者から寄せられたドングリを使用したという。

運び先は、同協会が2006年8月に購入した山間部の原野約670ヘクタール。原生林が残り、クマの生息地になっているという。同協会のメンバー らが、底が開閉するバケットにドングリを入れてヘリからつるし、クマの通り道とみられる3か所(約10キロ間隔)に山盛りにして積み下ろした。同協会によ ると、クマは成獣で1週間に約50キロの木の実を食べるという。

同協会は、山間部のエサ不足は、今夏の猛暑のほかに、人工林が増えたことでドングリなどの木の実がなる広葉樹林が荒廃したことも大きな原因としており、「人間が招いた被害をクマのせいにしてはいけない」と捕殺に反対している。

県自然保護課によると、県内では今年度、24日午後5時現在で174頭のクマを有害捕獲、うち162頭を捕殺した。年間で256頭を捕殺した 1970年度に次ぐペースという。県猟友会の前田誠副会長(68)は、同協会のドングリまきなどの活動に理解を示す一方で、捕殺反対の声が挙がっているこ とについては、「出没地域に住む人たちの恐怖を思うと、捕殺という選択肢を取るしかない。こちらも好んで捕殺しているわけではないのだが…」と戸惑う。

同協会の中本菜々さん(25)は、「ドングリまきは根本的な問題の解決にならないことはわかっている。しかし、このままだとクマが絶滅してしまう」と話し、今後も活動を続けていきたいとした。

(2010年11月26日08時15分  読売新聞)

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