くまもりNews
残されたクマたちの対応は動物愛護の観点から進めると、秋田県庁④
熊森本部には、八幡平クマ牧場に残された27頭のクマたちの今後を心配する声が、いくつも届いています。あるクマ牧場の経営者に、電話で聞いてみたところ、全国どのクマ牧場も余裕が全くないため、引き取り手は現れないだろうということでした。年間観光客が1万人以下では経営はとうてい成り立たないので、しっかりとした責任ある経営者に交替し、行政にも入ってもらって第3セクターで、今ある施設を使って終生飼育するしかないだろうと、その方は言われていました。
秋田県庁は、残されたクマたちの対応は動物愛護の観点から進めると発表されています。行政としては、すばらしい決意だと思います。5月1日から、経営者、動物保護団体、行政で、話し合いが始まるそうです。話し合いが、クマたちの生命を守る方向に進むよう、みんなで見守っていきましょう。