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兵庫県クマ狩猟再開結果の考察① 猟期が始まると、毎年、クマ目撃数が激減

ーー 爆発増加したクマ数を低減させるため、20年ぶりにクマ狩猟を再開する。(2016年兵庫県)ーー

 

マスコミを大動員して狩猟頭数140頭を上限目標に再開した兵庫県クマ狩猟の結果は、狩猟数4頭ということで、完全に失敗でした。

 

このような見当違いの恥ずかしい政策を兵庫県にとらせた人たちは、責任を取らねばならないと思います。

 

驚いたことに、誰の入れ知恵か知りませんが、「4頭しか狩猟できなかったが、猟期に入ってクマ目撃数が激減したから、クマ狩猟再開の成果はあった」と、知事に負け惜しみのようなことを、定例記者会見で言わせています。

 

毎年11月15日から猟期が始まり、鉄砲の音がパンパンと鳴り響くと、野生動物たちの姿は一斉に消えます。みんな人間に撃たれたくないからです。

もちろん、クマの目撃数も激減します。今年度も激減しました。

しかし、それは、クマ狩猟再開の成果ではなく、毎年のことです。

狩猟再開の効果は何もなかったということです。

 

近年の猟期前と猟期後1か月間のクマ目撃数の変化を以下に提示します。

今年度のクマ猟期は11月15日から12月14日まででした。

兵庫県ツキノワグマ出没数2010~2016年 (黄色10/15~11/14、青11/15~12/14 水色12/15~1/14)

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