くまもりNews
3/25 シカ被害に悲鳴を上げて大量駆除を進めている兵庫県の町役場を訪問
午後にこの町を訪れましたが、シカが全く見当たりませんでした。役場の担当者にいろいろと状況をうかがいました。それによると、夕方以降にどんどんと、どこからともなくシカが現れて、道路の上にもシカが並ぶという事でした。1度、泊まり込みで訪問しないといけないと思いました。毎日、シカの交通事故死があり、ごみ焼却場の横に掘った穴に運んで行って埋めているが、もう大変だと悲鳴を上げておられました。実際、庭木や花壇の花まで食べられていました。どうしてシカがこんなに増えたのか、わからないということでした。
「奥山の放置人工林を自然林にもどしたり、里山の整備をしたりして、シカが山に帰れるようにしませんか」と熊森が提案しました。役場は、大型野生動物たちの駆除に必死で、このようなことは考えてもみなかったという感じでした。山をどのようにして動物たちが帰れる山に戻すのか、資料をお送りするので、実験してくださるなら、熊森がボランティアを送り込むので連絡くださいという事で、この日は終わりました。
熊森はシカ問題にも取り組んでいきたいと思っています。今、いろいろ調べていますが、シカに関しては世間に資料もほとんどなく、なぞだらけです。祖先が共存してきたのだから、なんとか殺すだけの対応ではなく、共存の道を探りたいものです。