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2018-08-09
7月26日 オリックス株式会社による徳島県天神丸風力発電事業計画の予定地を初視察
2018年7月26日、室谷会長と本部職員2名は、早朝、西宮市を出発し、徳島に向かいました。
天神丸風力発電事業の計画地は徳島県随一のブナを中心とする豊かな森が残っている地域で、絶滅寸前の四国ツキノワグマの大切な大切な生息地でもあります。
このような場所をオリックス株式会社が開発しようとしています。熊森としては絶対に認められません。
天神丸風力発電事業は、徳島県の那賀町、美馬市、神山町にまたがる標高1500m級の険しい山々の尾根に計画されています。総延長約30kmの尾根筋に、高さ178mもの風車を42基設置する巨大な開発計画です。
この日は途中で、徳島新聞の記者さんや熊森徳島県会員らと合流し、現地の山を詳しく知る地元の方の案内で、剣山スーパー林道を4駆で進みました。
以下は、当日の視察を3分半の動画にまとめたものです。
熊森から
四国の山々は、スギやヒノキの人工林でふもとから頂上まで埋まっている所が多いのですが、この開発計画地は、頂上一帯がブナの巨木の森で、こんこんと清らかな水が湧き出していました。
この水は最終的に四国最大といわれる吉野川に流れ、愛媛県、香川県、高知県、徳島県に住む64万人もの人々の生活を支えていきます。
同行してくださった徳島県会員が、「自然の森は、こんな高標高のわずかな地域にしか残っていないんですね」と、驚いておられました。
案内してくださった地元の方も、「こんな場所を開発するなんて、絶対にだめだよ」と言われていました。
以下は、翌日の7月27日徳島新聞朝刊
環境省、経済産業省、徳島県知事、各首長、県民、国民、多くの人々が白紙撤回していただくことに言及しているのに、オリックス株式会社は、まだあきらめていないようです。
かくなる上は、この場所での風力発電はダメの声を、全国からオリックス株式会社に届けていきましょう。