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2020-12-24

会報105号まもなくお届けします!

もう2020年もあとわずかとなってまいりました。皆様お忙しい毎日をお送りのことかと思います。

新型コロナウィルスの新規感染者が再び増加、イギリスでは変異種が出てきたとのことで心配は絶えませんね。しかし、コロナに負けてはいられません!来年こそはコロナ禍であっても自然保護活動を前進させていきます!

 

今年はクマが大量に里、市街地に降りてくるという異常な年でした。ナラ枯れの影響は大きいです。そんな中で熊森がやってきた活動、成果をぎゅっと詰め込んだ『くまもり通信105号』完成いたしました。

 

コロナの感染再拡大の中だったため、ボランティアさんを広く募るのは今回はやめにしました。普段から事務所に来てくださっているボランティアさんや、お声掛けくださったボランティアさんと本部スタッフで発送作業を行いました。

まもなく、皆さんのお手元に届きます!

 

皆さんにご協力いただいた署名の提出をはじめ、各支部でも活発な動きが始まっています。

専門家からの提言では、山の中で本当は何が起きているのか、長年にわたり現場主義で森を見続けてこられている専門家のお二人のお話をまとめています。

 

是非多くの皆さんに読んでいただきたい内容となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<くまもり通信105号目次>

・グラビア

奥山自然林実り調査    岐阜県本巣市

国会にクマ罠規制を求める署名提出 26798筆

・巻頭言

共存する文明への転換を急げ  会長 室谷 悠子

・特集 クマにドングリプレゼント 石川県支部

来春くま舎完成予定  石川の子ぐま

・専門家による提言

棲み分け環境を取り戻す 主原憲司氏

森の生産力の回復を   金井塚務氏

・本部国会活動

署名を提出し、政務官(環境大臣・農水大臣)に、クマとの共存政策を要望

・支部 祝徳島県支部設立記念シンポジウム

・森再生

四国トラスト地で実のなる木初植樹  徳島県支部

麻生林「平出の森」の整備始まる   滋賀県支部

東栄町で初のフィールド活動     愛知県支部

・会員 山と子育て・新規法人会員紹介

・太郎と花子のファンクラブ

・とよファンクラブ

会報発送風景

 

 

 

 

 

熊森と新潟県村上市の猟友会員の意見が一致

ネット情報からです。

 

以下は、新潟県村上市三面地区 最後のクマ猟師、須貝時栄さん(82歳、三面川鮭産漁業協同組合)の発言です。

 

ー 昔、猟師をやっていた頃、クマが人里に下りてくることは? 「考えられなかった。出てこなかった。それは、山にたくさんえさがあったから」 須貝さんがかつてクマを追っていた山の様子も、やはり変化していました。

 

「こんなのしかない。本来であれば大きいドングリがあるけど、これしかない。今年で2年目だ。(山の木の実が)全部が駄目なんて年はない」 須貝さんは「新世代クマ」という言葉は使いません。クマは本来、人間を怖がる臆病な動物。その性質の根本は変わらない、と信じています。

 

「自然が壊れているから、クマがやっぱり里に下りてくる。一言で言えばそういうことだと思う。自然が壊れている。誰を恨むことはないけど、私たちの生活様式が変わって、人が一番問題なんじゃないでしょうかね。人間が一番問題。クマじゃなくて」

 

熊森から

昔の山を知っている方は、正しい自然認識がなされていると思いました。

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