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2021-02

臨時HPのご案内と当面の諸連絡 注:ブログ以外の全ページ故障中

現在、日本熊森協会のホームページに不具合が生じており、トップページを初めどのページも更新不可能、閲覧不可能になっています。なぜか、ブログページのみ稼働できています。ご迷惑をおかけしております。

ご入会等は、当分の間、急遽、臨時に作成しました臨時の簡易版ホームページをご利用ください。

https://www.kumamoriweb.org/

ネットからのご入金は現在できなくなっています。

ご不便をおかけして誠に申し訳ございません。

修理が終わるまで、今しばらくお待ちください。

 

 

会員のみなさまに、当面の諸連絡
(1)環境省ウェブ会議傍聴のお知らせ
(委員は100%ワイルドライフマネジメント派、自然保護団体ゼロ)
いずれも、ユーチューブで傍聴してください。
①☆環境省_中央環境審議会自然環境部会第18回鳥獣の保護及び管理のあり方検討小委員会の開催について
日時 令和3年3月3日(水) 10:30~15:30
(12:00~13:00 休憩)
②☆環境省_中央環境審議会自然環境部会第24回野生生物小委員会の開催について
日時 令和3年3月5日(金)15:30~17:30
(2)くまもり オンラインシンポジウム
「クマとの共存のために、今、何が必要か」チラシのPDF

3月6日(土) 15:00~17:00 オンライン開催

【参加申し込み)】お名前、お住いの都道府県を記載の上、下記までメールをお送りください。 
E-mail:event@kumamori.org

2019年、2020年とクマの捕殺数は膨大で、2年連続で過去最多となりました。クマは一気に絶滅に向かっています。クマ出没や人身事故は連日ニュースになりましたが、クマの生息地の奥山が、放置人工林、ナラ枯れ、林道開設によるシカの下層植生の食害、地球温暖化による昆虫消滅などの人為的な原因により急速に劣化していることは、熊森以外に研究しているところがなく報道もされません。

クマなどの大型野生動物のつくる森は私たちの水源の森です。現状を知り、手遅れになる前に共存へ向けて動き出しませんか? 豊かな自然を守り、全ての生きものとの共存を願う方、ぜひ、ご参加ください!3蜜を避けて、どこかの会場やどなたかのご自宅に集まって視聴することも可能です。

奈良県平群町のメガソーラー開発にストップを!

万葉の里の森林48haが伐採の危機
裁判提起をめざし、平群のメガソーラを考える会が原告を募集しています

原告団募集のチラシ。

クリックで拡大します。
●万葉の里で大規模メガソーラー開発
古代大和国の古墳が残り、万葉集にも詠われたのどかな町、奈良県平群町で、自然林48haを伐採してのメガソーラー開発が着工間近となっています。
森林破壊等が引き起こす災害から住民の生活を守るために、豊かな自然環境を守るために、地元住民有志が「平群のメガソーラー開発を考える会」を立ち上げ、多くの住民の賛同を得て、開発許可が出た後も反対運動を続けており、工事の着工を遅らせてきました。平群町在住の熊森協会の会員たちも多くが、考える会のメンバーとして奮闘しています。
●1000人の原告を集めて、裁判提起を準備中
土砂崩れや水害が起これば被害を被る地域住民の反対を無視して、平群町には住んでいない企業の利益のために、工事が進められるのはおかしい!
考える会では、開発工事差し止めを求める裁判を3月中にも提起する予定で、原告を募集しています。
平群町に住んでいない方でも、原告になっていただいて大丈夫だそうです。お近くにお住いの方、豊かな自然や古墳群の残るのどかな景観を守りたい方は、原告になることをご検討ください。
日本熊森協会は、自然エネルギーそのものに反対はしていませんが、自然エネルギーは、地域の豊かな自然を破壊しないもの、お金を持った人や大企業、外資の利益のためではなく、地域住民のためのものであるべきと考え、勇気を出して、開発を止めるために声をあげた方々を応援します。

 

2020年の東北地方クマ大駆除の嵐の中で 

東北地方のクマ生息地に住む方と、電話でお話ができました。以下は概要です。

 

去年の秋はとてもつらかったです。たくさんのクマたちが次々と山から出てきました。よほど山に餌がなかったんだと思います。あっちでもこっちでもクマを撃つ銃声が身近に聞こえて、胸騒ぎし通しでした。おなかがすいてたまらなくなって出てきているだけなのに、行政の人は何も感じていないようで、罠を仕掛けてはクマを獲り続けていました。何回クマを撃ち殺す鉄砲の音を聞いたかわかりません。報告しているよりずっと多くのクマを殺していると思います。

 

11月、我が家から50メートルぐらい離れたところにあるカキの木の枝がボキボキに折られて柿の実が食べられていました。クマかもしれない、撃たれるといけないと思って、証拠隠滅のためにすぐ枝を片付けに行ったら、根元に大きな糞がありました。クマだと確信しました。こんな家のそばまでクマが来たことはこれまでありません。よほど餌に困っているんだなと思いました。見回してみるも、明日からの食料になるようなものはもう何もありません。かわいそうになって、米ぬかを運んでやったらどうかと思いつきました。

 

もっと奥に雑草が生い茂っている空き地があるので、そこの地面に一輪車いっぱいの米ぬかを運んでやりました。次の日見に行ったら、ぬかがなくなっており、よくぞここまでと思うくらい地面がなめ尽くされていました。かわいそうに、飢えて冬眠できないんだと思って何度もぬかを運んでやりました。東京の友達にこの話をしたら、ドングリをあげたらいいと言って、すぐに段ボール2箱のドングリを送ってくれました。中を開けたら、3分の1はマテバシイのドングリであとはクヌギのドングリでした。マテバシイは食べないだろうと思ったけれどぬかの跡に運んでやりました。次の日見に行ったら、一粒の殻もなくきれいになくなっていました。マテバシイでも食べるんだとわかりました。今年のクマは飢えすぎて、殻も食べてしまったんだろうと思いました。

 

ドングリがなくなったので、また米ぬかにもどしました。米ぬかばかりだとかわいそうなので、米ぬかの中にカキの実を3つぐらい忍ばせてやりました。12月になって、やがて雪が降りだしました。ある日見に行くと、与えたエサがそのままになっていました。無事冬ごもりに入れたんだと思いました。私は去年1頭だけだったけどクマの命を助けたと実感しています。集落の人たちは、私がクマに餌を運んでいることを感づいていると思いますが、誰も役場に届けないでいてくれました。地元の人たちは、かわいそうに、クマは餌がないんだという感情を持っていますから。

 

しかし、行政の人たちは違います。行政は、クマが出たときくと、罠かけて殺すことしか考えていません。。早くことを片付けて終わりたいだけです。行政で、クマは餌がない、山に実のなる木を植えて餌場を作ってやろうというようなことを考える人は一人もいません。柿の木を伐れ、実をもいで捨てろ。行政が言うのはこれだけ。クマの絶滅を止めようと思えば、この行政を何とかしなければならないと思います。

 

2年前からイノシシが出だしました。みんな、田畑に電気柵を張ったり、いろいろと防除し始めています。大変です。サルは前から多い。シカはまだだけど、これでシカが登場したらどうなるのかと思います。過疎化高齢化した集落に子供たちが帰ってくることはありません。私たちの集落はこれからどうなっていくんでしょうか。

 

1年間に生息推定数の1割以上を殺すと、絶滅に向かうと言われています。

この2年間に殺されたクマ数を、wクリックして見てください。

実際はもっと多く殺されていると思われます。

小泉大臣にすぐ動いてもらわないとだめですね。

推定生息数の真偽は不明です。

熊森から

東北の人たちが、いくら何でもここまでクマを殺したらクマが絶滅するのではないかと感じていることが伝わってきました。生きとし生けるものへの畏敬の念こそ、日本人の自然観であり、保水力抜群の豊かな水源の森を残すことに成功した奇跡の日本文明なのです。

 

それが今、行政付き研究者や行政が、生き物の命をものとしてしか見ない西洋の自然観を地域に持ち込んで、日本を変えてしまおうとしていると感じます。熊森は、危機感でいっぱいです。このような人間中心主義は種の大量絶滅をもたらし、人類をも滅ぼします。

 

日本でクマの大駆除が可能になったのは、1999年に当時の環境庁が、西洋手法のワイルドライフマネジメント(個体数調整捕殺)を導入したからです。行政から予算を付けてもらった研究者が、クマが増えていると言えば、何の被害も出していないクマでもどんどん殺せるようになるのです。

 

当時、熊森は、こんなものを導入したらクマが滅びるとして、この「鳥獣保護法改正案」を廃案にするために国会に一番乗りして国会議員に何度もレクチャーし、命を懸けても阻止しようと闘いました。日本野鳥の会、日本自然保護協会、WWFジャパン、アライブなど、日本中の自然保護団体、動物愛護団体が一致団結してみんなで個体数調整捕殺の導入に猛反対しました。賛成したのは、日本ツキノワグマ研究所所長の米田一彦氏らです。

 

西洋のクママネジメントというのは、東ヨーロッパでは狭い自然界にクマを高密度で放し、給餌して増やし、ハンターに高額料金でハンティングさせてやってもうけ、その収益でクマの餌を買うやり方です。西ヨーロッパはわずかな孤立個体群しかもういない。

(参照「世界のシカ・クマ保護管理の現状と北海道の将来方向」1990年野生動物情報センター発行)

現在、日本は、この西洋型共存を最良として真似しようとしています。しかし、このような共存より、祖先の棲み分け共存の方がずっと優れています。残念ながら、政治的な圧力が働き、この法案は成立してしまい、今日に至っています。熊森は、個体数調整捕殺の導入の撤回をめざし、とりあえず、狩猟と有害駆除以外はクマを殺せないというところまで制度を戻そうと考えています。

 

クマが滅びる前に、何度でも言う。環境省は、個体数調整捕殺の導入を撤回せよ。

 

熊森はこれまで都道府県の鳥獣行政担当者に会報を送り続けてきましたが、熊森をもっと大きくして、1000以上ある市町村の鳥獣行政担当者にも会報を送ることができるようになりたいです。戦後わたしたち人間が破壊した奥山自然林を早急に再生させて、大型野生動物たちとの棲み分け復活をめざすよう、行政担当者のみなさんに伝えて歩かねばならないと思いました。

 

みなさん、ぜひ熊森会員を増やして、熊森をもっと大きくしてください!行政はクマが増えているという行政付き研究者たちの言うことばかり信じていますが、山の餌がなくなっているのに、増えられる要素など何もありません。クマの絶滅を止められなくなってきたと熊森は感じてあせっています。

 

現在、熊森のHPが故障しており、回復のめどが立っていません。

当面の簡易版ホームページを作りました。しばらくはこちらをご利用ください。

https://www.kumamoriweb.org/

 

ご参加ください! くまもり オンラインシンポジウム

「クマとの共存のために、今、何が必要か」 3月6日 15時~

2019年、2020年とクマの捕殺数は2年連続で過去最多となりました。出没や人身事故は連日ニュースになりましたが、クマの生息地の奥山が急速に劣化していることが背景にあることは報道されません。
クマなどの大型野生動物のつくる森は私たちの水源の森です。現状を知り、手遅れになる前に、共存へ向けて動き出しませんか? 豊かな自然を守り、全ての生きものとの共存を願う方、ぜひ、お集まりください!

【日時】2021年3月6日(土) 15:00~17:00
【参加費 】無料 (定員100名)
Zoomウェビナーにてオンライン開催

【参加申し込み)】お名前、お住いの都道府県を記載の上、下記までメールをお送りください。 
E-mail:event@kumamori.org

【プログラム】

 

(挨拶)「今、共存へ舵を切らなければ手遅れに」
      日本熊森協会 会長 室谷 悠子
(講演) 「クマを養えなくなっている奥山
 ~西中国山地のツキノワグマ生息地で何が起きているか 」
      広島フィールドミュージアム 代表 金井塚 務
(講演) 「生息数推定では、クマは守れない
    ~各地の生息推定数の検証から~ 」
      日本福祉大学 教授 山上 俊彦
(提言) 「大量捕殺を止め、人身事故を防止するために何をすべきか」
      日本熊森協会 野生動物担当 水見竜哉

 

質疑・意見交換

 

 

東北猟友会員の訴え 大駆除現場は違法だらけ クマが絶滅する 山にすぐ餌になる物を植えよ

クマ猟期最終日の2月15日、ネットでクマの保護団体を探して熊森協会を見つけたという猟歴25年の東北地方の猟友会員から、2時間に及ぶ長い告発電話が熊森本部にありました。以下に、彼の話をまとめます。

 

現場では皆殺し

自分は駆除隊の隊員だが、熊森に電話したのは、もうこれ以上、クマを駆除するのが嫌になったから。いくらなんでもひどすぎる。うちも農家だが、農作物を守るというのだったら、追い払うとか電気柵を張るとか、殺す前にまず人間としてしなければならないことがあるはず。そういうことは一切せず、クマが山から出てきたら、みんなで大騒ぎして即、箱罠やドラム缶檻をかける。クマはすぐかかる。去年は、殺しても殺してもクマが出て来た。だからといって、いくらなんでも殺し過ぎだ。日本人のしていること、おかしくないか。もう、クマが絶滅するぞ。

 

届け出があっただけでも、2年間にこれだけ膨大な数のクマが殺された。海外では考えられない。

(グラフは熊森資料:作成熊森協会)

 

ツキノワグマ捕殺数、5位まで  (ダブルクリックで拡大してご覧になってください。)

1、福島県 2、秋田県 3、新潟県 4、山形県 5、群馬県

 

 

山にクマの餌がない

どうしてこんなに多くのクマが山から出てくるようになったのかというと、山に餌がないの一言に尽きる。東北はどんぐりの種類も少なく、昨年はブナ大凶作、ミズナラはナラ枯れで大量に枯れてしまっているから、豊凶発表など意味がない。実がなっていたのはクリだけだった。冬ごもり前の食い込み用の食料が山にないのだ。生き残るためには、クマは里に出てきて集落のカキやクリを食べるしかなかった。ハチも減っているから、虫媒花も実らない。

 

本当はもっと殺している

環境省に届けられた自分の県の有害駆除数を見て、本当はもっと多いのにと思った。届け出ない駆除が結構あるから。駆除したクマは土に埋めることになっているが、誰もそんなことはしない。解体してみんなで肉を分け合って持ち帰り、食べている。

 

違法だらけの現場

最近は山にシカやイノシシを獲るためのくくり罠が無数にかけられている。一番多くかかるのはイノシシ。罠に掛かったイノシシは逃げようとして大暴れする。そのうち、罠のワイヤーが関節にはまって、そこを強力ばねで締め上げるから、足先が壊死する。足先のないイノシシがいっぱい誕生している。

クマが誤捕獲されないよう、くくり罠12センチ規制は守っているが、真円12センチではない。横にはいくら長くてもいいとして緩和されているので、子グマはもちろん、成獣グマも結構かかってしまう。

法律では誤捕獲された野生動物は放獣するとなっているが、くくり罠に掛かった動物には、麻酔をかけない限り危なくて近寄れない。

クマを放獣できる人など県内に誰もいないから、誤捕獲されたらみんな黙って撃ち殺している。県内で1頭だって放獣された誤捕獲グマはいない。

キツネやタヌキも誤捕獲される。めんどくさいから、みんな撃ち殺している。誤捕獲放獣の法律なんか誰も守っていない。日本には監視人がいないし、行政も何も注意しないから、現場は違法だらけ。これが日本の実態だ。

(環境省や小泉大臣は、この現実を知らない。地元では野生動物を守ってやろうという声がだしづらい)

 

クマの餌場づくりを(山中編)

戦後、山にスギばかり植えた、あれ失敗だった。クマの餌が山にもうない。ブナは近年実を付けないし、ミズナラはナラ枯れで枯れている。山奥にクマのえさ場を造ってミズナラにかわる木を植えてやるべき。しかし、木の実は実るまでに何年もかかるので、去年クリを食べて生き残ったクマが今年もう殺されないようにするには、木だけでは間に合わない。今年、すぐ食料になる物を植えることが必要だ。

 

クマの餌場づくりを(山裾編)

山裾と集落の間には、クリやカキをびっしり植えて、クマが山から出て来ないようにすべき。人とクマの棲み分け境界をはっきりさせることが必要。

 

亡くなった父親の言葉

これまで猟で40頭ぐらいのクマを獲ってきた。でも、もう今年からはクマは獲らないと決めた。最近、亡くなった親父の言葉がやけに思い出される。親父は自分が猟をしていることを嫌がっていた。「せっかく山で喜んで遊んでいるクマやヤマドリをなぜ撃つのか」と、いつも言っていた。最近なんだか、親父の言っていたことが分かるようになってきた。

 

クマは怖い動物ではない

自分は元々山歩きが好きだった。ある時、猟をしないかと人に誘われて、猟師になった。ヤマドリでも撃ってやろうかと初めて山に入ったら、クマの足跡を見つけた。跡をつけて行ったら、穴の中にクマがいた。無抵抗のクマを撃ち殺した。子グマが穴の中にいたので、これも撃ち殺した。あの後、何頭もクマを撃ってきたけど、一番最初に撃ったあの親子グマのことが今もなぜか目に浮かぶ。

みんなはクマが出たら怖い怖いという。しかし、クマは、本当は怖い生き物ではない。すごく臆病。いくらクマが力が強いと言っても、人間の銃の前には勝ち目なんかない。完全に人間の勝ち。これまで何回も山の中でクマに会ってきた。自分はいつでもクマを撃つわけではない。1年に1~2頭。その年は、それでやめる。クマは、人間に会った時、撃たれるか撃たれないかとっさに運命がわかるようだ。今日はクマは撃たんと決めていると、自分に会っても何もしない。

キツネやタヌキは撃ったことがない。近くに稲荷神社があって、ここらではキツネは神様だから。

 

国民が力を合わせる

駆除現場は違法だらけだけど、行政は絶対動かん。みんな自分の保身しか考えてないからね。あの人たちはそういう人たち。誰がこの国を変えていくのか。自分たち国民しかない。国民みんなが力を合わせないとだめだ。でも、日本人は動かん。オリンピックの会長の問題のように、海外からバッシングしてもらわないと、日本人て自分たちでは何も変えていけないのかな。「クマを駆除するなんてなんと野蛮な、恥を知れ」と外国から言ってもらわないとだめなのかな。保護の声が全くあがらない国、日本。遅れ過ぎ。日本人は自然を守ろうと思わんのかな。

 

熊森から

 

個体数調整捕殺の導入を白紙撤回すべき

クマの駆除は、今や、例外県以外は大虐殺になっています。こんなことになったのは、学生たちの就職口を確保したかった当時の大学の動物学教授たちの主張を信じて、1999年に環境庁が鳥獣保護法を改訂して<個体数調整捕殺>を導入したからです。これによって被害が出ていなくても、<個体数調整>という名で、簡単に野生動物が殺せるようになりました。これを白紙撤回して、狩猟と有害駆除以外に野生動物は殺せないというところまでまず戻さなければ、絶滅は止められません。

 

くくり罠の使用禁止を!

トラばさみ同様、くくり罠はこの上もなく残虐な猟具です。最近、3回くくり罠に掛かったらしく、足が一本になってしまったニホンカモシカを見たという情報が入りました。(見てしまったら、くまもりは余りの哀れさに号泣してしまいそうです)

熊森はこれまで、くくり罠の使用禁止を求めて運動してきました。くくり罠が廃止されるまで、訴え続けていきます。このような残虐な殺し方を認めていたら、人間がダメになってしまうと思うのです。

 

増えたり減ったりが自然

毎年、研究者が行政から多額の予算を取って野生動物の生息数を推定計算しています。目撃数や捕獲数などを行政が伝えれば、研究者たちは一回も山に入らなくても生息推定数が計算できるそうです。群れで動くサル以外は、こうやって出された生息数が、どこまで信頼できる数なのか誰にもわかりません。増えているか減っているか、数ばかりが議論の対象になっています。研究者が増加傾向にあるというので、今、どこでもクマ駆除を促進しているのです。研究者の責任は誠に大きいです。野生動物の捕殺がゲームになっています。奥山生息地を人間に破壊されたため、生きるために仕方なく人前に出てきただけで、増加傾向にあるように見えるが実は絶滅寸前だったということも十分考えられます。

野生鳥獣の数は、増えたり減ったりするのが自然で、山から出て来なければ、増減など実はどうでもいいのです。(個体数調整のための捕殺利権に群がっている人達にとっては、増減が大事です)

 

奥山再生国家プロジェクトを

戦後、人間が動物が棲めないまでに荒らしてしまった山を、もう一度人間が再生する義務があります。林野庁は至急、このための国家プロジェクトを提示すべきです。奥山の道路を閉鎖して人間が一歩下がり、野生動物たちに生息地を返す。祖先がやってきたことを復活すればいいだけのことです。

 

日本の野生動物たちは泣いている

こんな子供でもわかることをしないで、残虐な駆除を大暴走させている日本。国民の無関心さに、日本の野生動物たちはみんな泣いていることでしょう。

 

水源の森は野生動物たちが造っている

自然界からすっかり離れて暮らすようになってしまった現代人は、近い将来、山からの湧き水が消えたとき、はじめて慌てふためくのだと思います。その時初めて、他生物に畏敬の念を持ち、かれらと共存しなければ人間も生き残れないという自然界のしくみに気が付くのでしょうか。あまりにも愚か過ぎます。

 

猟師と熊森の共通点

熊森協会の初代副会長は兵庫県の猟師でした。熊森と話が合う猟師が意外と多くいます。共通点は、どちらも、現場を見ていることです。狩猟の狩とは、獣へんに守ると書きます。本当の猟師は、熊森の奥山えさ場復元に協力していただけるものと信じます。優しい文明が一番優れており、持続可能なのです。(完)

 

くまもり協会公式LINE誕生!

 

 

くまもり協会でLINE公式アカウントを作成しました。

登録していただいた方にはイベントの告知から保護グマたちの近況まで写真と共にお送りいたします!ぜひご登録ください!

 

 

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2月13日 会員10万人をめざす会員拡大ズーム会議を開催しました

2月13日(土)、本部主催の「会員拡大zoom会議」に全国から70名を超える会員のみなさんが参加してくださいました。

 

室谷会長あいさつ

                          熱く語る室谷悠子会長

 

欧米には会員数数十万人を超える自然保護団体が多数育っており、それらの団体が、自然や生き物を守る制度を次々と作っていっています。会員数が400万人を超えるイギリスのナショナル・トラストの場合、提出した法案6000本がすでにイギリス国会を通っています。

日本を自然保護大国にするためには、熊森ももっと大きな団体になって、国を動かす力を持たねばなりません。

熊森本部は今年から「10年後に会員数10万人!」をめざして、会員拡大に取り組むことにしました。

近年、本州ではナラ枯れや昆虫の消滅が一気に進み、猛スピードで山が劣化しています。食料を求めて山から出てきたクマたちは、熊森の必死の駆除阻止活動にもかかわらず、片っ端から駆除されてしまいました。

2012年の国内ツキノワグマ生息推定数1万2000頭。山の実り大凶作の2019年と2020年の2年間で、合計1万1000頭を有害駆除。

生態系の頂点に位置するクマの絶滅を何としても止めたいと思います。そのためには、法整備が必要です。国会議員を動かせる大きな団体になるために、今年中に会員数2万人をめざします。

 

本部の拡大実行委員5名から

会員を増やすための5つのツールについて、それぞれ目標や利用の仕方を発表しました。

1,講演、イベント、メディア

2,友人や知人

3,ネット

4,LINE

5,小冊子「クマともりとひと」

ここまでで50分

 

この後、参加者を2つのグループに分け、約1時間、自由に発言していただきました。

多くの方から、会員拡大につながるアイデアや現在の問題点などが発表されました。

これからも2か月に1回程度、会員拡大ズーム会議を開き、本部と支部でも連携して、今年中に会員2万人を達成したいと思います。

                        会員拡大本部実行委員たち

参加してくださったみなさん、ありがとうございました。(完)

クマに餌やりで罰金30万円の「自然公園法改正案」と、くま森のドングリ運びは全く無関係です

2月10日(水)10:00ヤフーニュースを見て、ドングリ運びは罰金30万円の対象なのかと不安になった会員から、問い合わせが相次ぎましたが、全く関係ありません。

 

そもそもこの法改正は、知床でヒグマなどの野生動物たちと写真を撮りたい人たちが、エサ投げをすることを禁止するためのもので、国立・国定公園における利用ルールやマナーの向上をめざすために、30万円以下の罰金を課す案です。

 

この記事の途中、クリックするとどんぐり運びの写真が出て来ます。なぜこんな場所に全く無関係のドングリ運びの写真が入ってくるのか関係者に問い合わせたところ、直ちに削除されました。削除はされましたが、熊森のドングリ運びが、まるで30万円の罰金対象かと勘違いさせるような表示をしてしまった関係者の責任は大変重いと思います。

 

この法案は、近々閣議決定されて、その後、世に出てくる予定です。熊森も、しっかりと追っていきたいと思います。


 

フィード

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