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2021-12-14

とよくん、冬ごもり近し

多くのみなさまの愛情を受けて、今年も「とよ」は心身共に健康で穏やかな日々を過ごすことができました。

みなさま、本当にありがとうございます。

今年はどういうわけか、みなさまからのドングリ到着時期が例年より半月早かったです。

おかげで、とよは連日大量のドングリを食べ続け、例年より早く丸々と太りました。11月にはもういつでも冬ごもりに入れるのではと思えるほど、体脂肪を蓄え終わりました。

あとは、高代寺山に初雪が積もるのを待つばかりです。

例年、とよは、初雪後、即、冬ごもりに入り、春までもう寝室から出てきません。

 

現在、近くに住んでおられる3名のパートさんが、連絡を取り合いながら交代でとよのお世話にあたってくださっています。

毎日、お世話後、報告文、写真、動画などが本部のラインに入ってきます。

週1回は、本部職員とボランティアの皆さんが、お世話に入っています。

 

以下は、最近の報告文の一部です。

訪れると、とよは寝室の藁の中で寝息を立てて寝ていましたが、5分ほどすると出てきて、リンゴ、キウイ、柿、イチゴを食べ、また、寝室に戻ってしまいました。昨日与えたクマフードやドングリは、食べていません。プールの水はどちらもきれいで、入った形跡がありません。

そのすぐ後、登山客の方々が来られ、残念がっておられたので、トヨ君カードをあげましたら、「見れた気分になりました」と、皆さん喜んでくださいました。

 

クマさん68頭全員にプールを設置してやりたい 12月24日まで 登別クマ牧場が寄附金を募集中

登別クマ牧場が、310万円の寄付金を募集中です。

熊森は秋田県八幡平クマ牧場など、これまで、飼育グマの飼育支援やクマ飼育環境の改善にも取り組んできました。

すべてのクマさんにプールを設置してやりたいという登別クマ牧場の今回のキャンペーンに、熊森も賛同します。

現在、270万円が集まっており、あとわずかです。

ご協力いただける方は、ぜひよろしくお願いします。

12月24日(金)23時が締め切りとなっています。

詳しくは、以下をクリックください。

https://readyfor.jp/projects/bearpark-welfare/announcements/195102

 

北海道登別クマ牧場HPより

2021年12月12日 札幌市にてくまもり北海道支部結成準備会 参加者45名で盛会でした

北海道のヒグマは、毎年、箱罠にかけられて大量に駆除されています。カナダなどの海外と違って、いまだに、北海道には放獣体制すらありません。

加えて、国内外の投資家による風力発電や太陽光発電などの巨大再エネ事業が、北海道の豊かな大地を破壊し続けています。

今年秋、本部から北海道支部結成に関するアンケートを北海道全会員に送ったところ、30名の方から、支部結成に協力したいという返信を頂くことができました。

12月12日午後、札幌市で北海道支部結成に向けての会員の集いを持ったところ、45名の方々がご参加くださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会場風景

 

前半

■日本熊森協会 室谷 悠子会長■

熊森協会とは何か、熊森の支部はどのような活動をするのか、会長が40分間話しました。最後に、会長が「ヒグマの大量捕殺問題や、再生可能エネルギーによる大規模な自然破壊を止めるためにも、北海道に熊森が支部を作り、地域と密着して自然を守るための活動に取り組んでいきましょう」と、熱く呼びかけると、会場から大きな拍手がわきあがりました。

 

 

室谷会長

 

■日本熊森協会顧問 門崎 允昭氏(北海道野生動物研究所所長)

私のヒグマ研究53年の間で、北海道で発生した過去のヒグマの人身事故を見ると、ほぼすべてのケースで、ヒグマから自分の身を守るための鉈(なた)、自分の存在をヒグマに知らせるための遠くまで音が伝わる鈴などを携行されていませんでした。農作物被害も多いですが、電気柵や有刺鉄線で事前に防げるケースが多いです。支部ができ、実践的な対策活動、研究活動が北海道でも始まることを願っています。

山に入るときのクマよけ道具の使い方、持ち方、門崎顧問が実演して教えて下さいました。参加者の皆さんも目からうろこでした。

 

 

 

 

 

 

門崎顧問

 

■日本熊森協会顧問 安積 遊歩氏■

人もクマも、命はみな平等。すべての命が尊重される世論になれば、人の暮らしもよくなります。これからも協力したいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

安積顧問

 

■札幌市の熊森会員 中山 布美香氏■

熊森の活動は、ずっと私がしたいと思ってきた活動です。世の中を変えていくためには、多くの方々に私たちを知っていただき、仲間になっていただかねばなりません。政治家や行政にも、動いていただかねばなりません。北海道でも支部を作り、各地で講演会を実施して熊森の考え方を広めていきたいです。北海道会員1万人をめざしたいです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中山会員

 

■日本熊森協会本部 主任研究員 水見 竜哉氏■

北海道北見市出身の私は、雄大な自然の中で育つと同時に、開発され丸裸になった山々を見てきました。日本全国にすでに作られた、風車やメガソーラー開発により消えた森林は、13府県で調べただけでもすでに9993ヘクタールにもなります。今、47都道府県の実態を調べていますが、東北・北海道のように広大な自然が残され、クマが生息している場所が、再エネの大規模開発に次々と狙われています。法整備や法規制が間に合っていません。私たち市民が声を上げていかないと、日本の国土は取り返しのつかないまでに破壊されてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水見 本部主任研究員

 

■石狩郡当別町の熊森会員 大澤 俊信氏■

当別町で計画されている巨大風車建設は、地元の山を壊し、クマの生息地を破壊し、水源の森を破します。巨大な風車の回転によって生じる恐れのある低周波や健康被害等、様々な弊害が懸念されています。再エネ推進は国策ですから、わたしたち地元住民が声を上げないと、どんどん造られて行ってしまうという状況です。今、風車建設反対運動に立ち上がっています。何とか、この自然大破壊を止めたいのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

大澤会員

 

後半

参加者の皆さんに自己紹介をお願いし、その後、意見交換会をし、たくさんのご意見やご提案をいただきました。

参加くださっ たみなさん、応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました!

おかげさまで支部役員もそろい、この後、支部結成に向けて、みなさんで詰めが行われていく予定です。ご期待ください!

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