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2024-10
今秋も、兵庫県本部フィールド部隊はクマ防除現場に駆けつけています
9月以降、今年もクマの目撃情報が増えてきて、「クマの防除対策をお願いしたい!」と兵庫県クマ生息地のいくつかの地区からご依頼が入り始めました。
兵庫県は今年、ブナ、ミズナラ、コナラすべてが×という14年ぶりの大凶作の上、カキも不作です。10月末まで気温が高く、クマたちもどうしたものかと戸惑っていると思われます。その結果、今年9月末までの兵庫県クマ目撃数は605件と、昨年の同時期268件より大幅に増えています。今年9月末までの兵庫県のクマ捕殺数は78頭と、すでに今年度の捕殺上限を超えてしまっています(昨年度同時期の捕殺数は21頭)。今年、兵庫県のクマ狩猟は中止ですが、有害駆除は今後も続きます。
地区の皆さんは、「クマは来てもいいけど、人身事故が起きないようにしたい」とおっしゃって、クマ対策に取り組まれています。しかし、地元は過疎化や少子高齢化がすすんでおり、限界もあります。
そこで熊森本部職員に引率された都市部の会員を中心としたくまもりフィールド部隊が、助っ人として地元に入り、地元の方たちと一緒に作業をします。
人が利用しない集落近くの柿や栗の木はクマが来ないように伐採する
伐採木は、小さく切って邪魔にならないところへ置く。
人が利用する柿の木は枝打ちした後、トタンや畔シートを巻いて、クマが寄り付かないようにします。
ツキノワグマは臆病で、人間から身を隠せるような草場の中を移動することが多い。
そのため、草刈りはクマを寄せ付けない重要な対策のひとつです。
背丈よりも高い草は刈払い機を使って、木の周りや障害物周辺は、鎌で丁寧に手刈りしていきます。
手刈り部隊のボランティアさんが、野生動物の糞を発見!
(クマっぽい糞ですね…)
シカなどが通った跡もありました。
↓草刈り前
↓草刈り後
同じ場所とは思えないくらい、とても綺麗になりました!
ボランティアの皆さんは、お住まいもバラバラ、年齢層もバラバラ。
皆さん、「地元の方の役に立てることを精一杯やろう」と一生懸命がんばってくださいます。
ちなみに今年の最年少は中学1年生の男子!
高枝のこぎりで、一生懸命カキの木の枝を切ってくれました。
現在進行形のクマ防除対策!
クマが冬眠するまでまだまだ続きます。
クマ防除ボランティアに参加ご希望の方は、ぜひ本部までご一報ください。
また「今年の最年少記録更新したい!」という若い力も大募集中です!
熊森本部 0798-22-4190
10月27日投開票 衆議院選立候補者へアンケート❗(秋田・大阪・兵庫・山口・島根・愛媛)
- 2024-10-25 (金)
- _国会・行政
くまもりでは、これまでも選挙などの機会に意識調査のアンケートを実施してきました。今回は、本部がある兵庫県や大阪府、秋田県、山口県、島根県、愛媛県などの立候補者に向けて以下3つの質問をいたしました。回答の締切は10月19日でしたが、その後も回答いただき次第随時更新してまいりますので、ぜひご参照ください!
Q1. 奥山水源の森の荒廃について
戦後、簡単に伐り出しができない奥山に大量に造成されたスギやヒノキの人工林が、近年、放置され大荒廃しています。保水力を失った放置人工林による湧き水の減少や、大雨のたびに起こる土砂災害が深刻な問題となり、生息地を失い、餌を求めて人里に出てくる野生動物たちと人との軋轢も増えています。
水源保全のためにも、野生動物を奥山に戻し獣害を軽減させるためにも、行き過ぎた人工林を災害に強く保水力豊かな天然林に早急に戻していくべきですが、利益を生みにくい天然林化事業はほとんど進んでおらず、強いインセンティブが必要です。当選されたら、奥山の放置人工林の天然林化の推進にご協力いただけますか。
ア.大いに協力する イ.協力する ウ.どちらともいえない エ.協力できない
Q2. クマをはじめとする野生動物との共存・鳥獣被害対策について
クマとの軋轢が各地で問題となっており、クマを指定管理鳥獣にして、捕殺強化の動きが進んでいます。これまで、野生動物の科学的計画的頭数調整政策(ワイルドライフマネジメント)によって、野生動物の有害捕殺に莫大な予算がつけられ、捕殺行為の利権化も問題となっており、被害は計画通りに減っていません。
鳥獣被害は、集落や畑を柵で囲む、追い払いを行うなどの防除対策と、生息地の再生により、人と野生動物の棲み分けを復活させることに重点を置いて解決すべきです。当選されたら、野生動物の大量捕殺ではなく、棲み分け対策を推進する政策へ転換していくことにご協力いただけますでしょうか。
ア.大いに協力する イ.協力する ウ.どちらともいえない エ.協力できない
Q3. 森林や自然を破壊する再生可能エネルギーについて
政府の進める再生可能エネルギー推進策によって、国内外の投資家が大規模な森林破壊を伴うメガソーラーや巨大風車などの事業を次々と計画しています。森林破壊は水資源の枯渇、土砂災害の増加につながります。当選されたら、森林破壊を伴う再エネ事業の規制のための制度改革にご協力いただけますか?
ア.大いに協力する イ.協力する ウ.どちらともいえない エ.協力できない
【大阪府】10月24日現在
【兵庫県】10月21日現在
【秋田県】10月21日現在
【愛媛県】10月21日現在
【山口県】10月24日現在
【島根県】10月24日現在