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4/5 人間の値打ちは怒るべき時に怒れるかどうかで決まる

漁業者に何の相談もなかっただなんて。怒るのが当り前です。何があっても黙って耐えているのが日本人の美徳であるかのように、メディアは連日、被災者たちをほめたたえています。しかし、不正に対して怒る、自分が守るべき弱者に責任を持つために怒る。怒りほど大切なものはないと言っても過言ではありません。

「許し難い行為」全漁連会長、汚染水放出に抗議

読売新聞 4月6日(水)12時31分配信
「許し難い行為」全漁連会長、汚染水放出に抗議

全漁連の服部会長(右側手前)らの抗議を受け、深々と頭を下げる東京電力の勝俣会長(左)=清水敏明撮影
 東京電力福島第一原子力発電所で4日、放射性物質を含む汚染水が放出されたことについて、全国漁業協同組合連合会の服部郁弘会長らが6日、東京・内幸町の東電本店を訪れ、勝俣恒久会長に「漁業者の存在を無視した、許し難い行為だ」と抗議した。

 本店1階ロビーで勝俣会長と対面した服部会長は、汚染水の放出前に東電側から漁業関係者への連絡が一切なかったことなどを挙げ、「全国の漁業関係者は(国と東電の)無責任な対応に強い怒りを抱いている」と強調。「関係者の被るすべての被害に対する補償を求める」と訴えた。勝俣会長は小声で、「真摯(しんし)に受け止め、心からおわびする」として頭を下げたが、補償については「国と相談しながら最大限の努力をしたい」と、慎重な言い回しにとどめた。

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