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5月26日 東京都の私立高校1年生528名に、森山会長が3年連続講演

<「森なくして人なし、森あっての人間」と言って、私たちの祖先はかつて、森や動物たちに畏敬の念を持ち、保全に成功していたんだよ。今、環境省が取り組んでいる西洋文明型ワイルドライフ・マネジメントとは正反対の自然観・動物観を祖先は持っていたんだ>(体育館にて)

 

この高校では7年前から理科の先生たちが中心になって、新入生に森の大切さを伝えるプロジェクトを立ち上げています。夏の林間学校では、実際に長野の森を訪れます。私立だからこそできる先進的な取り組みかもしれません。全国に広まってほしいです。

 

今年も事前に全員が、くまもり小冊子「クマともりとひと」を読んで感想文を提出してから、森山会長の講演会にのぞみました。日本の森や動物たちの危機的な現実を初めて知った生徒たちの感想文は、若者らしい純粋な心や正義感にあふれており、読んでいくうちに心が洗われる思いがします。

 

マスコミ情報をうのみにして、クマを凶悪犯人のように誤解していた生徒たちがほぼ全員でした。情報に受け身でいる限り、国民は真実に触れることが出来ない社会のしくみになっていることに気づいてくれたことでしょう。

 

講演では、20世紀、人類が地球環境を破壊し続け破滅に向かって突き進みだしたのは、

①経済第一主義、

②人間至上主義、

③科学技術信仰、

④グローバル経済など、西洋型の誤った人類発展思想が原因であり、早晩方向転換しなければ未来が危ういことが、語られました。

 

また、森山会長は、家庭や学校だけに目を向けている高校生でなく、広く社会や世界にも目を向け、真実を知る力を身に付け、声をあげる高校生になって欲しい。高校生にはその力が十分あると、期待を述べました。最後は、くまもり関東支部長(教員)が、高校生でもできる東京でのくまもり間伐活動などを、紹介しました。

 

高校生のみなさんへ・・・床に座ってしんどい姿勢で長時間にわたる話を聞いてくださって、本当にありがとうございました。心から感謝します。

 

最後に・・・この学校の先生方のお顔が生き生きと輝いておられたのが、とても印象に残りました。

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