くまもりHOMEへ

くまもりNews

★見た、感じた、考えた! ~第17回本部原生林ツアー無事終了~

次世代に残したい森ってどんな森? ということで、今年も行ってきました、原生林ツアー。場所は、くまもり本部から車で3時間ほどの所にある、岡山県西粟倉村(にしあわくらそん)の若杉天然林です。こんなに遠くまで行かないと、もう、原生的な豊かな森は見れません。
1997年のくまもり結成当初から続くこのツアー、17回目の今年は8月5日(日)、8才から70代まで、56名の方が参加してくださいました。

クマさんは豊かな森のシンボル。ということで、まずは、たつの市の公園で飼育されている2頭のクマさん兄妹を訪れました。このクマ獣舎は、2年前にくまもりの要望を取り入れていただき、改造されて広くなったもの。しかし一生檻に閉じ込められている彼らを見るのは、やはりつらいです。

道中、バスを降りて人工林を見学。山のあちこちに林道が造られ、スギやヒノキが伐採されていました。4月に施行された「森林・林業再生プラン」の影響と思われます。沢は水が干上がっていました。この様子をしっかり頭に入れておいて、若杉天然林と比べてもらいます。

いよいよ若杉天然林へ。広さはわずか86ヘクタールですが、ブナやミズナラなど199種類もの植物が生い茂る原生的な森。どんな生き物がいるかな?

今回は大学生2名をふくむ6名が、リーダーとして森の説明を担当。沢にはわき水がとうとうと流れ、森の中は明るく、しっとりとして、人にも心地よい。森の入り口は暑かったのに、森の中は24度と涼しかったです。沢水の温度は18度でした。年間を通してほぼ一定の温度で、夏は冷たく、冬あたたかく感じられるのが、湧水の特徴です。

「あっ、カエル!」生き物を真っ先に見つけるのは、子供たち。クワガタ、トンボ、イモリにヘビ、セミ、キクイムシ・・。いろいろな生き物や痕跡を、見つけたね。

森を出て、笑顔で記念写真。みなさま、おつかれさまでした!

 

参加者の感想より

・人工林と天然林の違いは圧倒的だった。癒され方も全く違い、森の力を実感しました。
・豊かな森は、生き物も生きやすい森だと感じました。
・こういう原生林が日本各地に増えたらいいなと思いました。
・森がないとクマや動物たちが生きていけないと分りました。原生林は命の宝庫だと感じました。
・こういう素晴らしい森があるということを、他の人に伝えたい気持ちで一杯です。

フィード

Return to page top