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林野庁さん、我が国の森林面積のあと1割しか残っていない原生的天然林を、もう伐らないで

戦後、わが国の原生的天然林を、面積にして東北6県分も皆伐した林野庁。我が国の原生的天然林(99年以上手つかずの森)は、もはや、森林面積の1割しか残っていません。

それをなんと、以前と比べると伐採量は減ったというものの、林野庁が今も伐り続けているのです。国民が現状を知ったなら、だれもが「伐らないで」と言うでしょう。問題は、この現状を、国民に知らせてくれるメディアがないので、国民が知らないことです。熊森は今、この問題を取り上げてくださるジャーナリストを探しています。

今国会の衆参農水委員会に「国有林野の管理経営に関する法律の一部改正案」が出されています。原生的天然林の伐採を禁止するという一条を入れてもらうチャンスです。森の生き物たちのためにも、将来にわたる水源地を確保するためにも。

林野庁が平成21年に伐採した天然林の面積は、原生的天然林を含む5000ヘクタール(抜き伐りしたところも含めた面積)だそうです。材の量としては、22万㎥。一方、伐った人工林は760万㎥だそうです。しかし、材価は原生的天然林の巨木の方が、けた違いに高いのです。

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