くまもりNews
積雪1メートルの兵庫県戸倉トラスト地で スギの人工林を間伐
- 2014-02-15 (土)
- _奥山保全再生
戸倉トラスト地120ヘクタールのうち、約10分の1が人工林です。冬の間もなんとか間伐を進め、一日も早く動物の棲める森に復元しようと、天気の良い日を狙って間伐に行ってきました。
途中、2年前に実のなる木の苗木を植樹した場所を見に行きました。パッチディフェンスが、雪に埋まっていました。(広葉樹植樹地の冬)
慎重に川を渡ります。なぜなら雪は上だけではなく、横にも積もるからです。地面があると思って足を踏み入れると、川の上だったということもあります。
ここのスギは背が高く、天まで届きそうなほど良く育っています。伐り倒してから長さを測ってみると、なんと25mもありました。
下の写真を拡大してもらうと、ピンクのテープがついた苗木が見えます。これは、昨年植えた柿の大苗です。伐倒木でこの苗を倒さないように慎重に作業を進めます。
倒した木は雪にめり込んでしまうので、浮いているわずかな部分しか玉切りができません。
足に着けているのは、スノーシューです。これがないと、積雪地での作業は無理です!
ここの人工林のスギは太くて、チェンソーのバーが届かないものもあります。こういうのは、両サイドから切り込む方法で伐ります。
伐り終わってから直径を測ってみると、なんと40cm以上ありました!フーッ。
一日目は奥の方の木を10本伐りました。まだあまり、景色に変化がありません。
二日目は17本伐りました。手前の方を中心に切ったのでかなり風景が変わってきました。
雪が融けたら、伐った木は玉切りして片付けます。
玉伐りを手伝っていただける方は、3月8日14時から本部事務所で開催される「フィールドミーティング」にぜひ来てください!
奥地に人工林の山をお持ちの方で、熊森の「動物が棲める森復元のための無料間伐」を希望される方は、是非お声掛けください!