くまもりNews
奥山広葉樹林化の現場を見る③ (兵庫県戸倉第2皆伐地の最後の1本を伐る)
第2伐採地最後の1本は、ちょうどこの伐採地での伐採木の100本目に当たります。
写真では2本のスギが残っていますが、奥の1本は残すそうです。
そういうわけで、手前の1本が、第2伐採地の最後の伐採木となります。2015.11.6の伐採の様子を映像で見て下さい。
伐採後
2015.11.6撮影
最新の、第2伐採地風景
2015.11.13現在
まだまだ今後も、伐採木の搬出作業が続きます。
第2伐採地の上は、コナラを中心とした落葉広葉樹の2次林です。
これでこの場所にも、日光が当たるようになります。
生き物たちの棲める森がよみかえりますように。
それにしても、谷川の水量の少ないこと!
昔は30センチのアマゴがたくさん泳いでいたという、地元のおばあさんたちの話が夢のようです。
造り過ぎた人工林を自然の広葉樹林に戻さない限り、水量は戻りません。
さらにこの奥の川沿いに奥山保全トラスト第3伐採地となる予定の人工林があります。
すでに、今年の春(2015.5.31)に、大阪西ライオンズクラブのみなさんによって、皮むきがなされています。
第3全伐予定地 2011.11.13撮影
持ち山を、保水力豊かでいきものたちがすめる広葉樹林に戻したいという個人山主さんが、次々と誕生してくださることを願います。
もちろん国産林業は大切ですから、林業地として残すべきところは残して下さい。
自然林復元を願うのは次の5か所です。奥山全域、尾根、川筋、山の上3分の1、急斜面