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くまもりNews

6月12日 本部第6回森再生チーム活動 皮むき間伐調査地づくりなど (兵庫県宍粟市)

昨年から皮むき間伐をおこなっている場所で、今後の調査のためのプロットづくりなどを、9名でおこないました。

まず、入山前に、塩、米、酒を入り口にまき、皆で手を合わせました。

山に入ることで小さな虫を踏んだり、これからスギの皮をむいたりして、生き物の命を断ってしまいますので、そのけがれを清めるとともに、作業の安全と成果を山の神様にお祈りしました。
山とそこで生きている命に、感謝と畏敬の念をもって作業にあたることは、活動の大切な一部です。

皮むき間伐予定の場所を、10m×10mのマス目に区切っていくことから始めました。

マス目の完成後、この日は、その中に生えているスギの本数や直径などを計測し、記録していきました。

その後、赤いテープでマス目を区切った(上写真)うち1つの区画で、皮むき間伐を実施。今後の変化を追っていきます。

さらに別の1区画では、間伐前と後との比較ができるように、チェーンソーを使って強度間伐をしました。

さて、昨年皮をむいたスギの中に、まだ元気で枯れなさそうなものを多く見つけました。形成層(木の生きている部分)がしっかり切断できていなかったようです。


元気な木は、樹液をたくさん出すことで、少々の傷なら自分で治す力をもっています。スギがなんとか生きようとしているようで心苦しかったのですが、ノコギリを使って、切れ目をしっかりと入れ直していきました。

みなさん、おつかれさまでした。この日は初めての試みも多く、みなさん新鮮な気持ちで作業されたようです。

さて次回は7月2日(土)、今回つくったマス目を使っての皮むき間伐。
写真後方にあるのは、強度間伐+植樹をした場所。下層植生が年を追うごとに豊かになってきています。
この場所も、見学できます。みなさま、ぜひご参加ください!

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