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 「鳥獣被害防止特措法」の更なる強化法案を止めるため国会へ

食べ物を求めて山から次々と出て来るようになった野生鳥獣。かれらによる農作物被害が増大して、農家の皆さんが悲鳴を上げておられるのは本当です。

こんな中、2009年に国会に提出された「有害鳥獣特措法」は、野生鳥獣のホロコースト(大量殺害)法案でした。

「この法案は、残酷なだけの対症療法にしか過ぎない。動物のすめる森復元という根治療法にこそ力を入れるべきだ!」国会での成立を阻止しようと、くまもりが全会あげて闘ったこの法案は、「鳥獣被害防止特措法」と法案名が変わり、一部内容が変更されただけで、残念ながら2009年12月に国会で成立してしまいました。

今回驚いたことに、この法案の5年後の見直しもまだ終わっていないというのに、この法案をさらに強化した

①もっと野生鳥獣を大量に殺せるようにしよう。

②捕殺した鳥獣肉を人々が食べるようにしよう。

③ハンターをもっと増やし、ライフル銃の規制緩和もしよう。

という法案が、和歌山県選出の鶴保参議院議員らによって、今国会に提出されようとしています。

2011鶴保庸介「鳥獣対法案国会へ

戦後、野生鳥獣の生息地だった山を破壊して動物たちが奥山から出て来ざるをえないようにしたり(和歌山県の人工林率は62%。内部が砂漠化した放置人工林が山に延々と続いています)、生態系のバランスを崩したりしたのは、人間です。人間としての責任はどうなるのでしょうか。野生鳥獣へのやさしさを失った文明は、自然破壊に歯止めがかからなくなり滅びます。鶴保議員らには、放置人工林の強度間伐による自然林復元など、野生鳥獣被害問題の根治療法にこそ取り組んでいただきたいです。この法案を止めるため、熊森は、再び国会へ行きます。

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