くまもりNews
7月17日 くまもり自然農塾⑥ 草刈り
- 2011-07-24 (日)
- _自然農
兵庫県豊岡市但東町 参加者26名
水路の修理
現地に到着し、まず水路を点検。中段の田んぼへの水路が、上流からの砂で埋まってしまっていました。さっそく、水路の砂を取り除きました。
草刈り開始
但東町は盆地でたいへん暑い所です。
今年のイネは、これまでの4年間の自然農の取り組みのなかで、一番よく生育していました。
草とイネが混在して育っている田んぼを見て、初めての方は驚かれます。草を抜きたいという衝動に駆られる人もいます。しかし、自然農では、草の命を奪うことはしません。草は、刈るだけです。苗とそれ以外の草を見分けながら、みんなで草を刈っていきました。
今年はあまり時間がなかったので、下段の田んぼは全ての草を刈りました。中段の田んぼは本来の自然農のやり方で、“草を刈る条(すじ)”と“草を刈らない条(すじ)”を作り、虫たちに逃げ場を残してやるやり方で、1列づつ交互に刈り、2回で仕上げました。
苗の様子
6月19日の田植えの時には、まだほんの20センチ程だった苗も、順調に分けつしています。
今年のくまもり田んぼには、黒米・コシヒカリ・うるち米・赤米と、会員さんがご自宅で育てた“黒紫大黒”が植えられていて、種類によって、葉や茎の様子が違います。
コシヒカリは葉や茎が少し華奢で、黒米はコシヒカリに比べて茎がしっかりしていて太く、葉もコシヒカリの1.5倍ほどの太さがあります。(写真は、コシヒカリと黒米の茎の部分です。)
田んぼの様子
田んぼの周りには、セリの花やねじ花が咲き、おたまじゃくしが魚をくわえて、泳ぎ回っていました。
たくさんの命に感謝の気持ちで、作業を終え,みんなで集合写真。お疲れ様でした!
化学物質を一切使用しないくまもり田んぼは、この日も、こんな生き物が地球上にいたのかと驚くぐらい、いろんな生き物たちにあふれていました。
次回7月31日の自然農塾は、子供たちもお待ちかね“田んぼ生きもの調査”です。参加者募集中!