くまもりNews
ゾウやホッキョクグマを飼わない流れに 動物園改革が進むイギリス、カナダ、インドなど
- 2012-06-11 (月)
- _野生動物保全
21世紀、海外では、動物園を取り巻く環境が大きく様変わりして来ました。イギリスや北米では、ホッキョクグマやゾウ、イルカ、シャチなどの霊長類を飼育するには、広くて豊かな自然環境が必要な上、家族から離して飼うのはよくないとして、動物園で展示する事への疑問が大きくなってきているのです。
ロンドン動物園・・・ゾウの飼養展示を廃止。
バンクーバー動物園・・・飼養していたゾウを、アメリカのサンクチュアリに放す。
インド動物園協会・・・全動物園で飼養展示されていた140頭のゾウを、サンクチュアリやワイルドパークに移送決定。
全イギリス動物園・・・どんなに広い獣舎があっても、ホッキョクグマの飼養は禁止。
アリゾナ・ソノラ砂漠博物館・・・ソノラ砂漠に生息する動植物以外は飼養展示しない。
ウィスコンシン ブラックベア エデュケイション センター・・・森の中でクマを飼い、クマが生き生きと暮らしている姿を展示。
以上、動物法ニュースNO34(2011年10月発行)から。