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環境省が、クマ類編ガイドラインに対するパブコメ結果を発表

環境省は昨年度、「特定鳥獣保護・管理計画作成のためのガイドライン(クマ類編・平成28年度)」をまとめました。
その後、平成28年12月26日から平成29年1月25日の間にガイドライン案に関する意見募集(パブリックコメント)を実施しました。
この度、環境省は、意見募集(パブリックコメント)結果を発表しました。
なんと、応募者数、全国でたった11人
意見総数158件、とりまとめ数106件

 

 

 

4月16日 雪解け後の植樹地メンテナンス  宍粟市波賀町

<4月7日>

今年の大雪で、兵庫県北部各地の実のなる木植樹地のシカよけ網が倒壊しました。

早く網を立て直さなければ、シカに苗木を食べられてしまいますから、メンテナンスをあせる心があります。

しかし、雪が多く残っていたら、植樹地に近づけません。

やきもきしながら、波賀町の植樹地に行ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月7日波賀町植樹地

 

 

斜面上方の雪は完全に消えていましたが、植樹地のある斜面下は、まだ結構厚い雪に埋まっています。

この場所に積もった雪なのか、上からなだれ落ちてきた雪なのか、よくわかりません。

谷川の雪解け水の水量が多く、川を渡るのは危険です。ウ~ン。

 

<4月16日>

雪よけ用スコップを持って、植樹地に到着。植樹地まで近づきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月16日波賀町植樹地

 

 

ここは苗木がたくさん育っていた場所なのに、目の前に見えるのはクワの苗木だけ。

他の苗木は、雪に押し倒されて、雪の下敷きになっているもようです。

えっー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手前のピンクのリボンは、クワの苗木

 

一番奥の植樹地に行くと、どういう訳かここだけはすでに雪が消えており、苗木はどれも立っていました。

シカに食べられないうちにと、あわててシカよけ網を張り直しました。セーフ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

張り直したシカよけ網

 

 

この日は3つの植樹区画のシカよけ網を張り直して、1日を終えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

植樹地遠景

 

何十本もの杭を深く打ち直したので、腕が腱鞘炎になりそうでした。

フーッ、ボランティアのみなさん、よくがんばってくださいました。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボランティアのみなさん

 

 

ここの残りの網張りは、全国大会後に、すぐ来てやります。

 

 

<くまもり本部2017年5月度> ボランティア募集(会員・非会員)

※拡散希望

熊森協会本部では、各分野のボランティアを募集しています。

以下に、5月度の予定を掲載させていただきます。

会員・非会員に関わらず、多くの方々にご参加していただきたいです。

学生さんや若い方も、みなさん誘い合ってご参加ください。

ご参加いただける方は、活動日の3日前までに電話、FAX、メールにて熊森協会本部事務局までご連絡ください。

(アースデイは当日まで受け付けます。)

本部電話番号 0798-22-4190

本部FAX番号 0798-22-4196

メール contact@kumamori.org

 

 

 

2017年5月の活動予定

 

<アースデイ出展のお手伝い>

5月4日(木)、5日(金)11:00~17:00

於:みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)

アースデイ神戸ホームページ http://earthdaykobe.com/

 

5月14日(日)アースデイはまでらこうえん(浜寺公園)

於:浜寺公園 大阪府堺市西区浜寺公園町

アースデイ浜寺公園ホームページ https://earthdayhamadera.wordpress.com/

  • アースデイに熊森協会の展示ブースを出展します。11:00~17:00の間で1時間でも良いのでお手伝いをして下さる方を募集します。基本的には、本部スタッフと一緒にブースを見に来られた方に熊森協会の説明や活動内容を紹介して、6月4日(日)の皮むき間伐フェスタや8月6日(日)の原生林ツアーへのお誘いをお願いします。

 

<いきものの森活動>

5月27日(土)植樹地の草刈りと植樹地メンテナンス(兵庫県宍粟市)

集合時刻と場所 午前8:00 阪急電車夙川駅南口ロータリー

  • 生きものの森活動は人工林の間伐や実のなる木の植樹、クマの潜み場の草刈りや柿もぎなど、兵庫県北部を中心に実施しているフィールド活動です。参加者のペースに合わせて活動を進めていきますので、誰でもご参加いただけます。

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。自車参加も可能。

天候不順で中止になることがあります。

当日連絡先090-1073-0980(担当:家田)

 

<とよ君ファンクラブ(大阪府豊能町高代寺)>

5月4日、11日、18日、25日(毎週木曜日)

  • 大阪府豊能町で保護飼育しているツキノワグマのとよ君のお世話です。

現地までの交通手段は本部にご相談ください。

 

アースデイのお手伝い以外は兵庫県ボランティア保険(4/1~3/31の年間500円)への加入が必要です。

本部の車に乗車される場合は集合場所から現地までの交通費は不要です。

たくさんの方のご応募をお待ちしております。よろしくお願いします。

 

4月22日 20周年記念くまもり全国大会 集まることが大きな力に  お申し込みはお早めに

現在、くまもり兵庫県本部のまわりは桜が満開で、とてもきれいです。

くまもりは今年、設立20周年という節目の年を迎えました。

今年の全国大会は、例年より少し豪華で記念品と軽食付きです。

ご参加くださったみなさんに喜んでいただけるよう、本部スタッフ一同、只今大会準備に励んでおります。

残席わずかとなっておりますので、まだの方はできるだけお早めにお申し込みください。

みなさまのご参加を、心よりお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

昨年8月の第19回全国大会

 

 

 

 

 

 

第18回全国大会

4/8植樹地のシカ防除ネット修復作業 豊岡市但東町 4/12(水)、4/16(日)手伝ってください!

今年の兵庫県但馬地方は数年ぶりの大雪でした。

雪解け時に塊となって斜面を動いていく雪の力で、毎年植樹地のシカ防除ネットが倒されます。一刻も早く修復しなければ、シカに苗木を食べられてしまうので、さっそく4人で修復作業に出かけました。

 

くまもり植樹地に行く道中、人工林のスギの木で倒れているのがありました。通れないのでチェンソーで伐り倒しました。直径30cmくらいの元気なスギの木でした。こんな木まで倒してしまうとは・・・、雪の力はすごいです。

倒れていたスギの木を伐採

 

いよいよ、植樹地に到着。運んできた資材を降ろしました。

アー重たかった。資材運びも大変です。

 

いよいよ植樹地に入ります。

シカ防除ネットを張ったままにしておいた斜面のパッチディフェンスは、杭もネットも倒れていました。

左斜面から流れた雪に押された

 

平地部分のシカ防除ネットは無事でした。

平地の植樹地は大丈夫

 

下の写真は、去年初めての試みとして、雪が降る前にネットを降ろしておいた場所です。ほとんどの杭が立ったまま残っています。セーフ。

雪が降る前にネットを降ろしておいた場所

 

しかし、何と、もうすでにシカが来て、新芽を食べてしまっていました。あ~あ。

シカに幹をかじられた苗木

 

シカにかじられた頂芽

 

一緒に植樹をしてくださった会員の皆さんのお顔が浮かんできます。せっかく植えてくださったのに、申し訳ない。

実は、心配で、3月下旬にも、ここの植樹地を見に来ていたのですが、その時は、まだ雪が残っていて、降ろしたネットが雪に埋まったまま凍り付いていました。

 

近くに住んでいつも見回りしていないと、ネットの引き上げチャンスを逃してしまうと思いました。

都会に住んで、ボランティアを募って修復に来るという今のシステムでは、どうしても対応が遅れてしまいます。

 

 

しかし、嘆いている暇はありません。さっそく、倒れている苗木を起こしたり、植え替えたりしながら、防除ネットも修復していきました。

 

今回新しく買ってきた杭は、雪で折れないように、直径5.5cm、長さは210cmもあります。地面に埋め込むことを考えるとこれぐらい長くないとシカから苗木を守れません。

この日の豊岡市は最高気温28度。暑いくらいでした。

 

苗木の状態を見て、植え替えも実施

 

上から順番に直す

一つ一つ状況が違います。丁寧に直していきます。

みんなで協力して効率よく

ヤマグワの苗木は非常に成育が良くて大きくなっていたので、防除ネットを大きめに張り直しました。

みんな、がんばりました

 

この日は4人で日没まで作業しましたが、まだ半分以上残ってしまいました。

そこで4月12日(水)に緊急的にいきもり活動但東町を実施します。

 

また、4月16日(日)は兵庫県宍粟市波賀町戸倉にある植樹地の防除ネットを補修します。こちらはまだ雪が残っているので、雪かきをしながらの作業になると思います。両日とも、人手がもっともっと必要です。

手伝っていただける方は、本部にすぐにご連絡ください。<森再生担当>

 

次回のいきもり活動

【内容】

4月12日(水)くまもり広葉樹植樹地のシカよけネットの補修(兵庫県豊岡市但東町)

4月16日(日)くまもり広葉樹植樹地のシカよけネットの補修(兵庫県宍粟市波賀町)

【集合時刻・場所】

午前8:00 阪急電車神戸線夙川駅南口ロータリー(兵庫県西宮市)

【参加費】無料

(兵庫県ボランティア保険に未加入の方は年間500円で加入できます。保険期間4月1から来年3月31日まで)

【お申し込み先】

TEL:0798-22-4190

Mail:contact@kumamori.org

よろしくおねがいします。

 

 

冬ごもりから覚めた「とよ」の近況

4月6日の「とよ」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年秋にため込んだ脂肪が、まだ幾分残っている感じ

 

お世話隊のみなさんから、思わず「かっわいー」の声があがります。

本当にかわいいです。みなさん会いに来てやってください。

去年京都府では、70頭のクマが有害であるとして捕殺されました。

「とよ」を獣舎に入れて飼うのはかわいそうなのですが、野生でいたら里の柿やドングリを食べに来て、罠に掛けられ、殺されていた確率が高いです。生息地の広葉樹林の復元が進まない限り、クマと人の軋轢問題は解決せず、殺されるのはいつでも罠や銃の前に絶対弱者であるクマです。

 

 

3月23日、冬籠りから覚めた「とよ」は、最初、運動場をゆっくり歩いていました。

2か月も歩いていなかったから、無理もないですね。

 

しかしこの日の「とよ」は、もうすっかり元にもどって、運動場を元気に走りまわっていました。

 

 

寝室をのぞいてみてびっくりしました。

この間まで、藁には大きな穴があけてあり、そこに潜って冬ごもりをしていましたが、もう穴は不要となったのでしょうか。

穴が埋めてありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とよ」が、藁の穴を埋めた。

 

去年、餌として与えた麦が残っていたらしく、運動場が麦畑のようになってきました。

とよの麦踏み効果はあったのでしょうか。

 

お世話が終わって、みんなであたたかいコーヒーを入れて飲んでいたら、「とよ」がそばに寄ってきました。

鼻を上に向けて一生懸命においをかいでいます。

りんごを与えたら、これじゃないという感じで無視。

どうも昨年から、「とよ」は、コーヒーの香りに魅せられているようです。

 

クマさんがうっとりと匂いを嗅いでいる横で、コーヒーを飲む。

これぞまさに、クマカフェですね。

 

お世話隊は今年も毎週木曜日、しっかりお世話をします。

いっしょに「とよ」のお世話をして下さる方は、本部までお電話ください。

 

 

埼玉県会員から 狭山丘陵墓地開発に反対の声を

熊森にお願いがあって連絡させていただきました。

 

埼玉県所沢市三ケ島2丁目の自然豊かで希少な湿地(埼玉県立狭山公園内)に約7000㎡(0.7ヘクタール)856基の大規模な墓地開発計画が進められてます。

墓地計画地では、市内では見ることの稀になった蛍も棲息しています。

所沢市では墓地や駐車場や住宅地などで、年々、森林伐採が進み自然がなくなっているのでとても胸が痛いです。

カブト虫もクワガタ虫も野鳥もあまり見なくなりました。

狭山丘陵は僕の住んでる近くです。墓地計画が確定すると所沢市では希少な蛍がいなくなってしまいます。

貴重な所沢市の自然とそこに住む生き物のために、どうか署名と拡散お願い致します

 

公益財団法人トトロのふるさと基金

 

狭山丘陵墓地開発反対協議会

 

 

(熊森から)

以前、日本には至る所に湿地があって、様々ないきものの良好な生息地だったそうですが、今や、ほとんどが埋められてしまいました。狭山丘陵の湿地はなんとしても残していただきたいです。

今回の開発場所は奥山ではありませんが、熊森は自然保護団体としてこの開発計画が気になり、関係各部署に問い合わせてみました。

 

この開発を計画しているのは大聖寺(だいしょうじ)というお寺で、開発しようとしているのは事業型墓地と言い、ふつうの檀家さん用のお寺のお墓とはちがうものだそうです。この開発計画には、石材店などの業者もかかわっているもようです。申請はこれまで2回出され、いずれも市から棄却されています。現在3回目の申請の手続きが進行中とのことです。

 

所沢市は2015年4月、市内の事業型墓地の余りが5%以下にならない限り、事業型墓地の造成は認めないという新しい墓地条例を作りました。現在、所沢市の事業型墓地は9%以上余っており、新条例ではこの墓地造成は不許可となります。しかし、この開発のための事前協議の申請が、新条例ができる前になされていたため、今のところ、新条例の適用は受けないのだそうです。

 

大聖寺は現在、開発計画の練り直しをしており、市から許可されそうな新しい開発申請を出してくるもようですが、今のところ、市役所にまだ新開発申請は出てきていないということでした。

 

詳しくは、公益財団法人トトロのふるさと基金や、狭山丘陵墓地開発反対協議会のHPをご覧になってください。埼玉にも、自然を守ろうとがんばってくれているなかまたちがいる。うれしいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

季節が少し早いのですが、大阪私立中学・高等生徒がスギ・ヒノキ人工林の皮むき間伐に挑戦!

昨年の11月13日、大阪のインターアクトクラブ年次大会で室谷副会長がくまもり講演会を実施しました。当日は本部スタッフも同行して、「人間と野生動物が共存するには?」というワークショップを実施し、たくさんのアイデアを出していただきました。

 

その時参加していた生徒たちが、春休みのこの時期、実際に山に入って皮むき間伐をしたいと申し出てくれました。うれしかったです。

本当は、皮むき間伐は4月~8月あたりの樹木が水を大量に吸い上げる時期が一番適しているのですが、とりあえず、3月30日に実践していただきました。中学1年生4名、中学3年生1名、高校1年生16名、先生2名を含めて総勢23名の参加です。

三田市のNPO法人、「里野山家」さんと共催で実施しました。「里野山家」の佐藤さんに、場所の提供と昼食作りをお願いしました。

 

最初は、説明です。日本の森や林業の現状、野生動物や地元の獣害の現状、皮むき間伐の意義を、熊森本部スタッフが話しました。

 

開会風景

自然林と人工林の違いを説明

現場に移動、まずは準備体操と皮むき間伐のデモンストレーションです。

まずはみんなで準備体操

熊森本部スタッフが見本を見せます

皮が剥いたところから甘い樹液が

いよいよ、生徒たちにやってもらいます。最初は皮が剥きにくい木ばかりで大変でした。

皮がちぎれて、きれいに剥けません

午前中はあまり時間がなく、すぐに炊き出しの時間が来てしまいました。炊き出しは生徒たちも手伝いました。

生徒が薪割に挑戦!

電動のこぎりにも挑戦します

ロケットコンロで火の番です。

炊き出しをしている間、手の空いている人を連れて佐藤さん宅の裏山を案内しました。佐藤さんの裏山は人工林を皆伐してクヌギなどの実のなる広葉樹を植林しています。

スギとヒノキの違い、放置人工林には下草がないことなどを説明

シカネットの手前がクヌギなどの広葉樹植樹地

お待ちかねのお昼ごはんです。育ちざかりの中高生にたくさんたべてもらおうと大量のカレーを作っていただきました。

 

 

お庭に机を並べてのお昼ご飯

クマの生態についてスタッフから説明

お昼のあとはくまもりスタッフから、豊かな森の指標であるクマの生態などを説明しました。

たらふく食べた後は午後の皮むき間伐開始です。まずはスタッフがチェンソーで樹木を伐り倒すデモンストレーションをお見せしました。

少し他の木にかかりましたが、倒すことができました

切り口の断面で年輪を数えました。35~40年生でした。

いよいよ午後の皮むき間伐開始です。細い木より太い木の方が水分をたくさん吸い上げているからか、意外と皮が剥けやすいことを、数人の生徒が発見しました。さらに分かってきたのが、ヒノキよりスギの方が皮が剥けやすいということです。スギはヒノキより多くの水を含んでいるようです。

ヒノキの皮は剥くのが大変でしたが、最後まで頑張ります

きれいに剥けて感無量。こちらの2人はこの日のMVP。剥けやすいスギの木を完全に見分けています。

こちらは皮をつなげて剥いていくのに挑戦中です

細い木をのこぎりで伐りたいという生徒がいたので、やってもらいました。さっき見せてもらったチェンソー伐採を参考にして、受け口と追い口をしっかり入れていました。自分で木を倒したのが嬉しかったようで、記念に伐った木の輪切りを持って帰りました。

こんな細い木でものこぎりで伐るのはかなり大変です。

自分たちが間伐した人工林をバックに記念撮影

 

中学・高等の生徒のみなさん、森再生のための皮むき間伐をしていただき、ありがとうございました。この日の成果は65本。まだ皮が剥けにくい時期に実施した割には、たくさんできました。

生徒のみなさんにとっては、自然や林業、野生動物や地元の人達のことを考える良いきっかけになったのではないかと思います。

昨年は関西大学学生、そして今回の大阪の私立中学・高等の生徒、くまもりは、これからも学生や生徒の皮むき間伐のご要望におこたえします。ぜひ、お声かけください。

 

今年は、この後、6月4日(日)、7月30日(日)、9月3日(日)の3回の一般向け皮むき間伐イベントを実施します。

たくさんの方にご参加いただきたいです。

 

<くまもり本部2017年4月度> 森林整備・環境教育・クマ飼育 ボランティア募集(会員・非会員)

※拡散希望

熊森協会本部では、各分野のボランティアを募集しています。

以下に、4月度の予定を掲載させていただきます。

会員・非会員に関わらず多くの方々にご参加していただきたいです。

学生さんや若い方も、みなさん誘い合ってご参加ください。

ご参加いただける方は、活動日の3日前までに電話、FAX、メールにて熊森協会本部事務局までご連絡ください。

本部電話番号 0798-22-4190

本部FAX番号 0798-22-4196

メール contact@kumamori.org

 

2017年4月の活動予定

<いきものの森活動>

①4月8日(土)植樹地のネット補修

      (兵庫県豊岡市但東町)

②4月16日(日)植樹地のネット補修

      (兵庫県宍粟市波賀町戸倉)

集合時刻・場所 午前8:00 阪急電車夙川駅南口ロータリー

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。自車参加も可能。

  • いきものの森活動は人工林の間伐や実のなる木の植樹、クマの潜み場の草刈りや柿もぎなど、兵庫県北部を中心に実施しているフィールド活動です。参加者のペースに合わせて活動を進めていきますので、どなたでもご参加いただけます。

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。自車参加も可能。

天候不順で中止になることがあります。

当日連絡先090-1073-0980(担当:家田)

 

<環境教育部例会(於:本部事務所)>

③4月11日(火)10:15~ 見学も歓迎。

  • 小学校や保育所などで、森や野生動物の大切さを伝える環境教育を実施しています。環境教育部例会では、授業に向けての練習や打ち合わせ、プログラムの作製を行います。絵本の読み聞かせや紙芝居にご興味のある方、子どもがお好きな方、ぜひご参加ください。

 

<保護飼育グマのお世話>

④とよ君ファンクラブ(大阪府豊能町高代寺)

4月6日、13日、20日、27日(毎週木曜日) 

  • 大阪府豊能町高代寺で保護飼育しているツキノワグマのとよ君のお世話です。

現在はとよ君が冬ごもりに入っているので、安否確認のみになります。3月中旬には冬眠が明けると予測されます。

現地までの交通手段がない方は、本部にご相談ください。自車参加も可能。

⑤太郎と花子のファンクラブ(和歌山県生石高原)

4月23日(日)(毎月第4日曜日)

和歌山県生石高原で保護飼育しているツキノワグマの太郎と花子のお世話です。

集合時刻・場所 午前8:30に阪急夙川駅南口ロータリー

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。自車参加も可能。

・環境教育以外は兵庫県ボランティア保険(4/1~3/31の年間500円)への加入が必要です。

・本部の車に乗車される場合は集合場所から現地までの交通費は不要です。

多くのみなさんのご応募をお待ちしております。

どうぞ、よろしくお願いします。

 

2003.5.25兵庫県豊岡市但東町での植樹風景

2003年当時、こんな急な斜面でも命綱をつけて植樹活動をしていました。この場所に植えたクリの木は今ではクマが食べに来た痕跡のクマ棚が見られるようになっています。

兵庫県本部<実のなる木植樹地> シカ除けネットの雪害状況を点検

くまもり本部がこれまで植樹をしてきた場所は全て奥山にあります。

毎年雪で植樹地のシカ除け柵の杭が折れたり倒れたりするため、雪害対策として植樹地のネットを降雪前に一部はずしてあります。雪が解けると同時に修復しておかなければシカに苗木を食べられてしまいます。各植樹地を点検してきました。

 

 

①まず1か所目は兵庫県宍粟市原のリンゴ園近くに植えたクマ用の柿の大苗植樹地です。少し雪が残っていますが、現場に入ることはできました。

ここは、昨年金網フェンスの下を掘ってイノシシが入っていたので、地元の方と電気柵を張った場所です。

金網フェンスが雪で曲がっていました

部分的に電気柵のポールが折れていました

 

まだ、イノシシに入られた形跡はありません

ここは金網フェンスや電気柵のポールを買いなおす必要があるので、地元の方と協力して至急、修復します。

 

②続いて、兵庫県宍粟市戸倉の植樹地。ここはスキー場も近くにあり、今春かなり雪が積もった場所です。まだスキー場に雪が残っていましたが、暖かくなってきて雪が緩くなってしまったため、今年の営業は終了していました。

 

戸倉植樹地の斜面上の杭が倒れてしまっているので、シカに苗木を食べられる前に、タイミングを見計らってネットの修理に行かなければなりません。今はまだ無理です。

ゲレンデには雪が残っています

 

ここの植樹地はまだ、完全に雪に埋まっています

よくみると左の植樹地の上側は杭が倒れています

 

 

③続いて、兵庫県但東町大河内です。ここは例年そんなにも雪は積もりませんが、今年は大雪となりました。

アスファルトの雪は結構解けてます

雪に阻まれて、植樹地には行けません。

雪がまだ40~50センチほど残っていたので、植樹地に行くのはあきらめました。この植樹地も、雪解けと同時にネットを修復しに行かなければなりません。

 

本部のある阪神間はすっかり春ですが、北部の但馬地方の奥山は、まだまだ雪で覆われていました。

人間はこの程度の雪で山に入れなくなりますが、シカはどうなのでしょうか。彼らは生きるために必死で、わずかに雪から顔を出した苗木の新芽を食べてしまうかもしれません。シカに食べられる前にネットの修復をすませたいです。

植樹地のネットの補修はいきもり活動で実施します。

 

4月のいきもり活動は4月8日(土)と4月16日(日)です。

4月8日は兵庫県豊岡市但東町の植樹地のネット補修を実施します。4月16日は兵庫県宍粟市波賀町戸倉の植樹地を修復します。植樹した苗木を育てていくにはこういう地道な活動が必要です。是非ご参加ください。

【内容】

くまもり広葉樹植樹地のシカよけネットの補修

【集合時刻・場所】

午前8:00 阪急電車夙川駅南口ロータリー(兵庫県西宮市)

【参加費】無料

(兵庫県ボランティア保険に未加入の方は年間500円で加入できます。)

【お申し込み先】

TEL:0798-22-4190

Mail:contact@kumamori.org

 

 

 

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