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神奈川県絶滅危惧種ツキノワグマ イノシシ罠に錯誤捕獲され殺処分

  2022年12月15日神奈川県発表

令和4年12月15日(木曜日)午前7時半頃、清川村煤ヶ谷の集落近くの山林に設置されたイノシシ捕獲用の箱わなに、ツキノワグマが掛かっているのを、見廻りに来たわなの設置者が発見しました。
本年11月から近日にかけて、同地域内では同一個体と思われるクマによる出没が相次ぎ、追い払い、電気柵設置による防除及び捕獲檻を設置する等の対応を行っている中での発生でした。
当該クマを確認したところ、令和2年に同地域内で人里に出没を繰り返し、同年12月に捕獲檻にて捕獲及び学習放獣を行った個体であると判明しました。
こうした経緯から、当該クマは学習措置を行っても農作物等のある人里への執着は強く、地域住民の安全を図るため、やむをえず捕殺しましたのでお知らせします。

 

熊森から

神奈川県は、10月27日に伊勢原市で捕獲されたクマの時は、神奈川県内のツキノワグマは生息数が約40頭と非常に少なく、絶滅のおそれがあるとして放獣してくださっています。今回も放獣を考えてくださったと思いますが、どうして殺処分になってしまったのか、現地調査をしてみなければわからないと思いました。

 

ただ、県が発表しているように、2年前に学習放獣したのにまた出てきて今度はイノシシ罠にかかったから殺処分したというのでは、納得できません。今後もこのような考えで対処するなら、神奈川県のクマは確実に絶滅します。残り40頭という数は、何度でも放獣すべき数です。

 

第一、私たち人間でも、飢えれば、2年前痛い目にあっていたとしても、どこまで自制心が働くか定かではなく、その事実をもって学習能力のないクマと決めつけられないと思います。むしろ2年間も自制心を保てていたのなら、すばらしいクマだと思います。

 

12月16日「とよ」冬ごもりに

とよは、みなさんから送っていただいたドングリを食べ続け、丸々と太りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

落ち葉を敷いて晩秋の感じにしてもらった獣舎の中でたたずむとよ

2022,11,29

 

 

今年は初雪がなかなか降らなかったため、いつ冬ごもりに入ろうかなと、とよは何日間か思案している感じでした。

雪は降りませんでしたが、高代寺山上の最低気温がマイナス4度になった日、とよは冬ごもりに入りました。

12月16日です。去年と全く同じ日です。

 

 

この後、飲まず食わずで3月末まで冬ごもりします。

お世話隊の活動は当分お休みですが、安否確認隊が時々そっとのぞきに行ってくださいます。

 

とよは、大阪府から放獣を禁止されたため、生涯、狭い獣舎の中ですが、愚痴や不満は一切なく、いつもお世話隊に感謝して幸せそうに暮らしています。本当に立派だと思います。訪れる人たちをみんな幸せな気分にさせます。クマはすばらしい動物です。

 

とよ、3か月後、また会いましょう。

 

少し早いですが、みなさんも、良いお年を!

 

兵庫県クマ生息地の氷ノ山調査

2022年11月4日(金)、熊森の若い職員らが、主原顧問と共に氷ノ山(ヒョウノセン)の調査を行いました。

氷ノ山は兵庫県と鳥取県の県境にあり、標高1510メートル、兵庫県の最高峰で、兵庫県のクマ生息地の中心です。現在山の状態がどうなっているのか調べて、今後の熊森活動に反映していくのが目的です。

 

氷ノ山の植生

1、原生林

天然スギ、ブナ、ミズナラなどの巨木の森です。

この時期、葉が落ちてしまっているのはブナ、葉が赤くなっているのがミズナラです。緑色は天然スギです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原生林

 

クマの痕跡を探してみましたが、古いクマ棚が一つ見つかっただけです。主原先生によると、クマは古い巨木よりも、登りやすいもう少し新しい木に登るとのことでした。

 

2、伐採跡の人工林と2次林

入らずの森だった氷ノ山ですが、戦後、人間がどっと入り込んでパルプ材を作るために大量の樹木を皆伐しました。その結果、頂上付近は、ササ原になってしまいました。自然界では、親木が倒れた空間に、親木の下で長年待っていた稚樹が突然成長し始めて、元の森に戻ります。しかし、皆伐されると、ササが優勢になってしまい、樹木が戻らない場所が生まれるのです。皆伐跡地にスギが植えられた場所は、人工林として今に至っています。伐採後、植林されなかった場所にはコナラなどが入って落葉広葉樹林が形成され、下の写真の姿になったところもあります。人手が入った山と原生林の見分け方がわかりました。

コナラは薪炭材として古くから利用され、炭の原料となりました。東北ではコナラを使って白炭を作るそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

濃い緑色はスギの人工林、他は紅葉が鮮やかなミズナラやコナラの2次林

 

氷ノ山の中間温帯はケヤキ、シラカシが多く、ミツマタは和紙の原料として利用されます。

そこから標高が高くなって冷温帯に入るとウラジロガシ、ミズナラ、ブナに変わっていきます。中間温帯とは暖温帯と冷温帯の間に位置する気候帯の事です。

ブナの落葉は早いので、この時期は他の木と見分けやすくなります。氷ノ山のミズナラは、ナラ枯れと言って、カシノナガキクイムシという小さな虫が持ち来むタフリナ菌で多くが枯死してしまいました。

カエデ類の種類をみることによって標高帯を分けることができます。カエデの種類によって生育できる場所が違うからです。冷温帯では山の下の方からヤマモミジ→ハウチワカエデ→イタヤメイゲツと変わっていきます。

 

3、ドングリについて

①ミズナラ(落葉)

このドングリはタンニンが多く含まれているので、動物の中でもそれを分解できるツキノワグマしか食べることができない。ネズミなどのげっ歯類は食べるとタンニンを分解できずに死んでしまう。

②ウラジロガシ(常緑:葉の裏が白い)

隔年成熟なので、1年ごとにドングリが実る年と実らない年を繰り返す。

③シラカシ(常緑)

今年ハイイロチョッキリというゾウムシによって実が落とされている。

ウラジロガシとシラカシのドングリの違いは、ドングリの先端の細いのがウラジロガシで太いのがシラカシ。

 

 

 

 

 

 

 

 

左がウラジロガシ、右がシラカシ

 

 

4、ショックだったササ枯れの発生

氷ノ山はまだ林床にチシマザサが生い茂っており、良かったと安心したのですが、よく見るとあちこちでササが枯れて茶色の葉になっていました。春、チシマザサのタケノコであるスズコはクマの貴重な食糧で、スズコのあるところ必ずクマが食べに来ていると言われるぐらいです。ササが失われることは、クマには致命的です。

ササが部分的に枯れるなど今までなかったそうで、原因は地球温暖化のようです。

ササが消えると土壌が水分を維持できなくなってしまいます。そうなると、乾燥に弱いブナが枯れだすことも考えられます。

ミズナラも枯れていますから、この上ブナ林までが消えると、秋のクマの食料が不足し、大変なことになります。冬、ササは雪に埋まり、―15℃で休眠状態に入ります。春先に休眠状態が解除されたあと、再び突然気温が下がるとあっけなく枯れてしまうそうです。昼夜の大きな温度差についていくことができずに枯れてしまう凍害も併せて起きているようです。ササはわずかな気温の変化によって、枯れるというダメージを受けることがわかりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

黄色い部分がササの枯死

 

5、シカ

兵庫県はシカの生息数が多いため、多くの地域でササをはじめとする森林の下層植生がシカに食べ尽くされています。

しかし、全てシカが悪いわけではないと思います。山の自然林を伐採して一面スギ・ヒノキの人工林に変え、野生動物たちの食べ物を奪ってしまった人間に大きな責任があるのではないでしょうか。

シカが多く生息する地域ではせっかく広葉樹の苗木を植樹しても、すぐシカに食べられてしまい、苗木が育たないケースがほとんどです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ササがシカに食べられた痕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シカが多い所では、下層植生がほとんど消えている

 

6、兵庫県のクマ対策である柿もぎ

兵庫県はクマとの人身事故を防ぐために、地元の人たちに柿の実を早く収穫するか、柿の木を伐るように指導してきました。みごとに山裾から柿の木が消えましたが、、集落の柿の木が残っていると、クマは集落に入っていきます。山里の人たちの中には、「クマが柿を食べに来るのは昔から当たり前で、クマが来ている時は家から出ないようにする。昔からそうして共存してきたから、クマが来ても問題ない。」と言って、柿を残しておく方もたくさんおられたそうです。

 

 

7、今回、進む山の劣化に危機感

氷ノ山はクマが棲んでいるだけあって豊かな森です。しかし、確実に山の衰退は始まっていました。クマをはじめとする野生動物たちが生息地や食べ物に困って、山から出て来ることは避けられないと思いました。戦後、原生林を大規模伐採したことや、奥山にまで人が入り込んで道路を造り続けたこと、原因は皆人間が作っています。これ以上山が劣化すると、野生動物と人間の共存はより難しくなってしまうかもしれません。

何とか野生動物の生息地を復元し、山の劣化を防いでいきたい。熊森はがんばります。(羽田)

風車からの低周波音と風車病について、環境省担当者に電話でききとりました

環境省ホームページには組織別の詳しい部署や内線番号が掲載されていないので、環境省代表番号から電話し、水・大気環境局・大気生活環境室が窓口でした。

 

以下に、その時のやり取りがどのような感じだったかを思い出して、感じが伝わるようにまとめてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

熊森:風力発電から出る低周波音について聞きたいのですが。

担当官:そのようなものは出ません。

熊森:出るんですよ。そんなこと誰でも知っていますよ。

担当官:業者は否定しています。

熊森:どこの業者ですか。

担当官:お教えできません。

熊森:測定器を持って行けば一目瞭然ですよ。測定されたことはないんですか。

担当官:ありません。

熊森:その低周波音が原因で風車病になり苦しんでいる人がいるのです。あなたも現場に行って測定してみてください。

担当官:風車病は認められていません。

熊森:ドイツのテレビ番組をユーチューブで見たのですが、風車から出る低周波と風車病の関係はもう科学的に解明されていますよ。あなたも一度見られませんか。

担当官:そういう声があったということはお聞きしておきます。

熊森:風車から出る低周波音や風車病について、論文を読んだりシンポジウムに出たりして勉強されていますか。

担当官:個人的なことはお答えしかねます。

熊森:いつからこの部署に。

担当官:今年4月からです。

熊森:ならば、いろいろと勉強してほしいです。風車病に苦しんでおられる方たちは悲鳴を上げておられます。業者が風車病は存在しないと言ったから環境省の見解も存在しないでは困ります。風力推進業者の言葉を丸のみしないでください。

担当官:風力推進業者ではなく環境省が調査を依頼した会社の調査結果です。

熊森:あなたも風車の近くに行って低周波音を測定したり、風車病に苦しむ人たちの声に耳を傾けたりしてください。真実がわかってきますから。

担当官:そういう声があったということはうけたまわっておきます。

熊森:この部署にいるんですから、積極的に低周波音や風車病について勉強してほしいです。

担当官:そういう声があったということはうけたまわっておきます。

熊森:調べてくれそうにない感じですね。あなたどんな仕事をしているの。

担当官:指針を作っています。

熊森:指針を作る前に、現地に行っていろいろ調べて、困っている人たちの声を聞くべきでしょう!業者の調査結果だけ見ていい指針など作れないでしょう。

担当官:そういう声があったということをうけたまわっておきます。

 

 

熊森から

何かおかしくないですか。

環境省は国民のためにあるはずではないでしょうか

これでは、風車病に苦しむみなさんは浮かばれません。

どんな仕事であっても現場に出ないといい仕事ができないと思います。

私たち国民がもっと声をあげ、声を届けないとダメだと思いました。

 

いずこも同じ、風力推進者の正体と苦しむ地元   ドイツARDテレビ 29分番組:字幕付き

今日、由良守生氏のオフィシャルホームページトップから、ドイツARDテレビのドキュメンタリー番組が見れるようになっていることに気づきました。
先日、風車病を解明した研究者たちのドイツのテレビ番組を見て衝撃を受けたばかりなので、またドイツのテレビか、ちょっとしんどいかなと思いつつ、日本語字幕:鶴田由紀の名に惹かれて、この前と同じ人が翻訳されているのか、ちょっとだけ覗いてみようと思いました。
結果、どんどん番組に引き込まれて、終わりまで見てしまいました。ドイツでは風車は山に建ててはいけないことになっている、市民の力が強いので市民が許可しない限り風車は建たないなどとこれまでドイツのいい話ばかり聞いてきました。しかし、実態は風力発電利権に狂った人たちのしたい放題になっていることがわかり、いずこも同じかとまたまた大衝撃を受けました。と同時に、風力発電推進のからくりがはっきりわかりました。
皆さん、この動画も必見ですよ。
以前、我が国が戦後の拡大造林策において、広大な森を皆伐したことについて、どうしてこんなバカげた政策を取り入れたのかと疑問に思ったことがあります。ドイツ林業をまねたと聞いたので調べてみると、ドイツは戦前すでに皆伐林業は失敗だったと結論付けていたという情報を得ました。ドイツが失敗したと言っていることを、なぜ日本は戦後まねたのか。林野庁の皆さんは、ドイツの新しい文献を読んでいなかったのかと、がっかりしたものです。
今回の風力発電に関しても、先進国ドイツからしっかり学ぶべきです。今、日本各地で、風力発電の事業説明会が持たれていますが、地元住民としては情報が少なすぎて、風車が建ったらどういうことになるのか想像できないため、いいことづくめの業者の説明に反論しにくい状況です。地元の生き物や人々の健康を脅かし、一部の人たちの金儲けの手段と化した再エネを支えているのは、ドイツも日本も全国民に強制的にかけられた再エネ賦課金です。よって、この問題は都市市民も含めた全国民の問題であるとも言えます。
風車先進国のドイツが今どうなっているか、とても分かりやすく作られています。風車計画のある地域は、ぜひ前回ご紹介した番組とこの番組を集落ごとに集まってみんなで見ていただきたいです。
利権にまみれた人々が良心を失っていくのは日本も同じですが、このような利権の裏を暴く番組を作って放映しようとする正義感と勇気にあふれるジャーナリストたちがいる点はドイツは日本と違うと思いました。日本のテレビ局、ドイツに負けるな!

 

日本語字幕(翻訳:鶴田由紀)

尚、熊森は国・政治家・業界等、どこからも1円ももらっていませんので、癒着ゼロ。生き物や自然を守るため、どこまでも勇気いっぱい声を上げ続けます。皆さん、ぜひ会員になって、このような熊森を応援してください。

松本市クマによる死亡事故第2弾 クマに人を襲う習性はない マスコミは「襲う」の言葉をやめよ 

わたしたちが、やがてこの国のクマは絶滅すると訴え続けて31年です。クマ絶滅の最大原因は、マスコミの「クマが人を襲う」という間違った言葉遣いです。

マスコミの報道により、「そんな危ない動物なら日本にいない方が良い。最後の一頭まで殺してしまえ」というヒステリーが、今、日本中に蔓延しています。

クマには不幸なことで、マスコミの責任は重大です。

 

こんな間違い、ちょっと考えればすぐわかるはずなのですが。もし、クマに人を襲う習性があるのなら、全国で登山者の死亡事故が相次ぐでしょう。素手で闘えば、クマに勝つことのできる人間など、まずいませんから。

 

クマは怖がりです。野外でのクマによる人身事故は、クマが怖い人間から逃れたい一心で、臨界距離内に入った人間をひっかいたり噛んだりして、自らの逃げる時間を確保しようとする行為の結果です。例外的に死亡事故もありますが、ほとんどはひっかき傷などの軽傷です。襲っていません。

 

クマがどんなに優しくて飼い主を思いやれる動物であるかは、飼ってみたらすぐわかることです。クマは、飼い主への感謝と敬意を一生忘れません。人間が見習うべき動物です。

今回の松本市での死亡事故に関して、飼い主を恨んで復讐したのかなどという発想は、あまりにも人間的です。

ご遺族も、必死で否定されているようですが、どのマスコミも、クマに襲われ飼い主死亡の誤報道です。ぺっぺと丸山さんは、最後まで深い愛で結ばれていたはずです。

 

クマは飼い主を慕うあまり、思い切り強く抱き着いてきたり、甘噛みをしたりします。

クマ同士ならどうもないのですが、人間はケガをしたり亡くなったりすることがまれにあります。

 

本来は、クマの研究者たちがマスコミの誤報道にノーの声を上げるべきなのですが、今、研究者たちは、論文を書きたくて、捕獲や解剖、DNA研究が主流です。クマを飼育しないので、生き物としてのクマがわからなくなっており、「クマ、人を襲う」報道の誤りに声をあげません。

 

長野市で、10頭のツキノワグマと20年間家族として暮らされた、宮沢正義先生の御著書「家族になった10頭のクマ」の中にも、今回と似た事件が書かれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宮沢先生は60歳の時、イソベトいう180キロ17歳の雄の飼育グマに抱き着かれて、26か所噛まれたことがあります。

傷はごく浅いものばかりだったと書かれていますから、甘噛みだったのでしょう。

 

96歳の今もお元気な宮沢先生に電話して確認すると、以下のように答えられました。

「イソベに思い切り抱き着かれた時、肋骨が折れるんじゃないかと思ったよ。ものすごい力だった。私の傷自体は浅くて入院の必要はなかったけど、緑膿菌に侵されて、そちらが大変で入院した。イソベの遊びが過ぎたんだ。飼い主の私には、最後の最後まで敬意あるのみだったね。飼い主への恨み?そんなもの、クマにあるわけないじゃん」

 

この問題に関心をお持ちの方は、「家族になった10頭のクマ」の該当部分を以下に添付させていただきますので、お読みになってください。

 

イソベの悲しい定め

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、マスコミの皆さん、「クマ、人を襲う」の誤表現を金輪際、やめてください。

けがをしたのなら、クマによるケガ、亡くなったのならクマによる死亡事故と、事実のみを書いてください。

クマに、人を襲う習性はありません。

 

風車から発生する超低周波音が人体に及ぼす悪影響を、科学者たちが解明 ドイツZDF28分動画

日本では、風車病は存在しないと今も環境省が結論付けています。

しかし、実際は、日本にも風車病に苦しんでいる人たちや、風車病で死んだと思われる方たちが何人もいます。

風車病に苦しんでいるという人たちに会ってみましたが、彼らが嘘を言っているとはとても思えませんでした。

 

参照:由良守生オフィシャルホームページ http://yuramorio.com/

 

この度、ドイツZDF(ドイツ第2テレビ)が2018年11月4日放送にサイエンスドキュメントとして放映した「plane e.」を見て、衝撃を受けました。こんなにきちんと科学的に、もう風車病は解明されているではないか。

環境省の役人たちは、この番組を見ていないのか。

風車病に苦しむドイツの人々が訴えている症状は、熊森が風車病で苦しむ日本人から聞いたものとまるで同じでした。

 

これでは水俣病の時と同じではないか。

都合の悪いことは、業者と行政がもみ消して、マスコミも報道しない。

被害者が業者や行政に訴えると、風車とあなたの症状が関連していることを科学的に証明せよと反対に責められる。

素人にそんなこと出来るわけがないから、泣き寝入りするか死ぬしかない。

一体どこに基本的人権があるというのか。

 

この動画を見て、金もうけと保身にしか関心がない人たちに怒りでいっぱいになりました。情けない。

人間はしゃべれるけど、動物たちや鳥や魚たちは訴えることもできません。

この動画を見て、生き物とメガ風車は共存できないことがはっきりとわかりました。

 

豊かな森を守ろうとしている熊森は、これまで尾根筋を破壊して風車を造ることに反対してきましたが、この動画を見て、工業製品であるメガ風車は、生き物のいるいかなる場所でも造ってはならないと、確信を持ちました。

 

ドイツの科学者たちにできて、なぜ日本の科学者たちにこのような研究ができないのか、研究費の出方にも問題はあるのでしょうが、とにかく日本人として無念でいっぱいです。

 

字幕付きです。

みなさんもぜひ見てください。

そして、どうか拡散してください。

速報 クマは噛むことで親しみを表わす動物 松本市のクマによる死亡事故

NHKニュースより一部抜粋

 

11月28日午前9時20分ごろ、長野県松本市五常の住宅の敷地内で、この家に住む丸山明さん(75)がクマに襲われたと家族から警察に通報がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地元の猟友会のメンバーがこのクマを射殺したということです。

丸山さんは市内の病院に搬送されましたが、全身をかまれるなどしていて、死亡が確認されました。
丸山さんはおよそ20年間、このクマをかわいがって飼っていたということです。

 

熊森から

クマによる人身事故が起きた時、マスコミは襲ったと報道しないでください。

 

記者たちのクマに対する知識不足の故ですが、この誤報道にはやりきれない思いがします。

 

さっそく、10頭のツキノワグマと20年間家族として暮らされた顧問の宮沢正義先生(96歳、長野市在住)に、電話してコメントをいただきました。

 

宮沢先生:「クマはね、噛むことで親しみを表す動物なんだ。クマ同士遊ばせておくと、楽しそうに首とか絶えず噛み合っているよ。好きな人がいたら、どんどん噛んでくるよ。

クマの皮はものすごく厚くて硬いから、クマ同士はどうもないが、人間は皮膚が薄いから、こんなことされたらひとたまりもない。

そこで、飼い始めたころ、服の裾に鉄板を入れたり、軍手の先にボルトを入れたりして、わざと何度も噛ませて、人間の体は鉄のようなものでできており、かむと歯が痛くなると思わせるようにした。

するとそのうち、クマたちは全く人を噛まなくなった。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宮沢先生と息子さんでクマのお散歩

 

事故後、クマ(オス、80キロ)は、丸山さんのすぐ横をうろうろしていたというから、逃げ出そうとしたわけでも、丸山さんを噛み殺してやろうとしたわけでもなく、最大の親しみを込めて抱き着いていっぱい噛んだら、丸山さんが倒れてしまったので、戸惑っていたことが考えられます。

クマ君は、自分がなぜ射殺されねばならないのか、訳がわからなかったと思います。哀れ。

亡くなられた丸山さんのご冥福を心から祈ります。

(完)

速報 基地整備中の馬毛島で3万年前の石器発見 

鹿児島県西之表市教育委員会は10月11日に防衛省の許可を得て、米軍機訓練移転と自衛隊基地建設が計画されている馬毛島の全域で文化財調査を実施。11月24日、3万3千~3万年前の石器とみられる数点の遺物が見つかったと発表した。場所は駐機場や滑走路などが整備される区域。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石器は、島の中央部で数点が露出した状態で発見された。市教委によると、地質状態などから年代を推定した結果、3万年を超える石器で、出土例が多くなく希少だそうです。

市教委は、石器を発見した場所が「埋蔵文化財包蔵地」の可能性が高いとみて、今後、文化財保護法に基づき、県教委に報告する。県教委が包蔵地に認定した場合、国と協議。建設工事が遺跡に影響すると判断されれば、県教委は発掘調査の実施を国に勧告できるという。

 

熊森から

今年、西之表市では、基地化反対を掲げて市長に再選された八板市長が、突然、基地化容認に姿勢を転換されました。市民の間から、「公約違反」だとして、リコール=解職請求に向けた動きが出ています。

 

馬毛島の基地開発が続けば、マゲシカ数百頭の生存が難しくなります。生存に向けての有効な手立ては取られていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マゲシカ

 

そんな中の、貴重な石器の発見です。マゲシカたちが聞けば、これでしばらく生き残れると、泣いて喜ぶことでしょう。今後、馬毛島とマゲシカがどうなっていくのか、目を離せません。日本がマゲシカを滅ぼすようなことをしたら、生物多様性条約違反です。

 

速報 浜松陸上風力発電株式会社に電話しました 

【浜松陸上風力発電事業(仮称)】の配慮書に対する意見書提出にご協力くださったみなさん、ありがとうございました。
配慮書によると、(公財)奥山保全トラスト所有の静岡県浜松市の天竜川の源流域にある佐久間トラスト地(294ha)の一部が、勝手に事業区域内に組み込まれています。
  見事、尾根筋に風車を建てようとしていますね。渡り鳥の渡りのルートと完全一致です。
事業主である浜松陸上風力発電株式会社からは未だに何の連絡もないので、本日、(公財)奥山保全トラストの担当者が電話をされました。
浜松陸上風力発電株式会社
〒332-0017 埼玉県川口市栄町一丁目7番14号 2階
(株式会社INFLUX 埼玉支店内 山下、河野)
電話に出られた方は、「株式会社INFLUXです。」と名乗られました。
以下は電話内容の要約です。(奥山保全トラスト担当者を、奥山と記載します。)
奧山:(公財)奥山保全トラストですが、おたくが計画されている浜松陸上風力発電事業の事業区域内に当財団の所有地が組み込まれているんですが、どういうことですか。何も聞いていませんが?
INFLUX担当者:土地の境界が特定できておらず、推測で線引きしただけなので。
奧山:なぜあの場所で風力発電事業をやろうと思われたのですか。
INFLUX担当者:不動産屋の紹介です。浜松市風力発電ゾーニングマップで適地として指定されている場所がありますよと紹介されたので。
奧山:意見書はどれくらい届きましたか?
INFLUX担当者:まだ集計中ですが、約600通です。今のところ全部反対で、賛成はゼロでした。
奧山:10年ほど前にも、この辺りで風力発電事業計画(当時の事業主:Jパワーグループ)があって、うちの土地を一部使いたいということでしたが、私たちはこれ以上奥地の山を開発する(=自然破壊する)ことには反対ですから、お断りしました。ご存じですか。
INFLUX担当者:最近、知りました。
奧山:今回も断固反対ですので、お知りおきください。
P.S 次は浜松市に電話して、地権者である奥山保全トラストには一切、相談も連絡もなく、勝手に風力発電事業適地にするとはどういうことかと聞きたいと思います。
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