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11月23日(水・祝)13時~北海道を再エネ植民地にさせないために(於:札幌エルプラザ)

北海道には現在324基の風車があります。

今後、新たに計3000基設置する計画です。

「風車10倍計画」で、北海道の大地は10倍傷付きます。

風車の被害は建ってみるまでわからないものです。

建つ前に、風車被害について学んでおく必要があります。

建ってしまってから気づいても遅いのです。

 

第一、北海道の大地は人間だけのものではありません。

高速で動く巨大な異物を(羽の先端スピードは新幹線並み)、人間が自分勝手に自然界に設置していいのでしょうか。

鳥や野生動物たちはどうなるのでしょうか。

 

次世代に豊かな自然を残す義務が、今を生きる私たち国民にはあるのではないでしょうか。

 

風力のほとんどは外国資本なので、外国人による土地買い占めの問題と似た構造です。

利益は外国に、電気は東京に、環境破壊は地元に

これでいいのでしょうか。

一つの市町だけで反対の声を上げても、結局他の市町に計画が行くだけです。

全道的に声を上げる必要があります。

皆さんぜひお集まりください!

 

11月23日(水・祝)13時~16時40分

「北海道を再エネ植民地にさせないために」

(於:札幌エルプラザ)

資料代500円

下のチラシはクリックで大きくなります。

拡散をお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

zoomでの参加もできます。

ご希望される方は、11月20日(日)までに、北海道風力発電問題ネットワーク

hokkaido.huryokunet@gmail.comまでお名前とアドレスをお知らせください。

シンポジウム開催にあたり、ご寄付を募っております。

可能な方はよろしくお願いします。

北海道銀行 花川支店 普通口座 0997560

ホツカイドウフウリヨクハツデンモンダイネツトワーク

 

お問い合わせ先

北海道風力発電問題ネットワーク

佐々木 090-2814-4953

安田  090-6211-1602

平山  090-3437-3771

 

このシンポジウムは、熊森が事務局を務める全国再エネ問題連絡会も後援しています。

熊森北海道支部長をはじめ、熊森北海道会員たちも参加します。

皆さん、周りの方々を誘い合ってお集まりください。

11月19日(土)全国再エネ問題連絡会(事務局:熊森)ネットで一般国民向け公開シンポジウム

 

国の法規制が遅れている今、私たちは山林破壊型再エネ事業にどうしたら歯止めをかけられるでしょうか。
そこで考えられたのが、市や県独自で、山林破壊型再エネ事業に課税するという案です。
課税が高いと、業者は水源の森である山林での開発事業を思いとどまるのではないか。

シンポジウムは、再エネ課税が検討されている岡山県美作市と宮城県の興味深い報告から入ります。

 

再エネ自然破壊問題にご関心のある方ならどなたでも参加可能です。

あなたも大人の責任として、全生物のため、子や孫のため、勉強されませんか。

事前申し込み必要 無料

 

日時:2022年11月19日18:00から90分程度
場所:ZOOMを使ったオンライン開催

→ お申し込みはこちらから

主な内容

1.岡山県と宮城県の現状報告

2.パネルディスカッション

パネラー
・石本崇(山口県岩国市議会議員)
・中村ミツオ(青森県青森市議会議員)
・千葉修平(宮城県仙台市議会議員)
・室谷悠子(全国再エネ問題連絡会共同代表・日本熊森協会会長)
・山口雅之(全国再エネ問題連絡会共同代表・静岡県函南町)

3.シンポの総論

・鈴木猛康(山梨大学名誉教授)

再エネ発電やるなら都市部で

11月7日の神戸新聞が、一面トップ記事として「太陽光発電 広がる拒否感」と題する特集を組みました。

山林を破壊しての太陽光パネル設置に泣く住民が各地で噴出していることを受けて、新たな道をさぐるものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全世帯が反対したのに山林に建てられてしまったメガソ―ラー(姫路市)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

都市部の駐車場の屋根に張られたパネルと、日本企業が開発した窓に張れるパネル

 

熊森が再エネ山林破壊問題に取り組んで2年です。大変な事態になっているのに、この分野では、いまだ行政や政治がほとんど動いていません。

 

住民が行政に助けを求めても、「私たちは法にのっとり開発許可を出しただけです。この後のことは、住民と業者で、民と民でやってください」と行政は逃げてしまいます。

今のところヨーロッパと違って、山林を破壊しての再エネ事業は我が国では違法ではなく合法ですから、専門知識も複雑な法体系も知らない一般住民が業者と闘うなど、至難の業です。

姫路市の住宅地の上の山林に建てられたパネルを見て、胸が痛くなりました。

 

再エネ発電をするのなら、神戸新聞が紹介しているようにすでに自然が破壊され終わった都市部でやるべきです。送電ロス問題も解決します。ただし、今の太陽光パネルには毒物が使われており、廃棄物となったパネルの処理場所も処理方法もないという原発同様の問題は残りますが。

 

お忙しい国民の皆さんには、熊森協会のように自然を守るために本気で闘う自然保護団体を会員になって支えていただき、もっともっとこの国で大きく育てていただきたいと願います。山林を破壊されてしまってからでは遅いのです。

山林破壊型再エネ事業に国民皆でノーの声をあげよう 

『日本経済新聞』2022年9月13日によると、近年、需要量を超えてしまい、使いきれずに捨てられている再エネ電気が多くなってきているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年以降、太陽光発電の出力制御が必要になるケースが増えている。捨てられる電力は今後さらに増える。経産省などの試算によると、2030年ごろには、再エネによる発電は最大で北海道は49.3%、東北は41.6%、九州は34%が捨てられる恐れがある。

(以上、記事より)

 

FIT法では、再生可能エネルギーで発電した電力のすべてを電力会社が買い取ることになっています。ならば、発電した電気が発電過剰で捨てられた場合も、業者には発電量に見合うお金が入るのでしょうか。

 

確認したくて経産省エネ庁に問い合わせると、廃棄された再エネ電気に対する支払い問題は、エネ庁の委託を受けた「FIT・FIP制度及び再エネにかかる支援制度に対するお問い合わせ」という民間団体0570-057-333が答えることになっているということでした。

 

ここに問い合わせたると、発電された再エネ電気が供給過多として捨てられるのは、電力需要が少ない春と秋だそうです。この捨てられる電気に対しても、私たちの再エネ賦課金は支払われているということです。捨てる電気にまで使ってほしくありません。

 

このように、再エネ業者には20年間の確実な儲けが保障されています。よって、儲けに狂った多くの業者が、山林伐採や山林変形を伴う国土破壊事業に、国民としての良心も忘れ殺到しているのです。外国企業やグローバル企業の参入が多いのもうなづけます。知っておきたいことの一つに、銀行が競ってこれらの再エネ業者に融資しているという事実があります。水源の森破壊事業者の罪も大きいのですが、それを可能にしている銀行の罪も同じく重いと思います。無責任極まりない、欲に目がくらんだ大人たちの行動は、子供たちに聞かせられませんね。

 

FIT法は20年間のみの限定ですから、20年後、再エネ業者は一斉に撤退します。処理不可能な太陽光パネルや風車の残骸が国中いたるところで放置されることでしょう。だれが片付けるのでしょうか。山主ですか。表土をはぎ取られた山は、森に戻りません。第一この後、日本の電気は一気に、不足するのではないですか。たった20年間の発電のためだけに、日本列島ができて以来、荒廃させても誰も破壊まではしなかった水源の森を、今、山林破壊型再エネ業者が大規模に破壊しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再エネ賦課金は国会審議も経ず、国民の知らない間に決められた税金のようなものです。今後ますます、金額が増えて家計を圧迫していきます。窓口であるこの民間団体に、これ以上、山林破壊型再エネに加担したくないので、再エネ賦課金を不払いとしたいと申し出ましたが、経産省内で決めたことなので、不払いの道はないとの答えでした。

 

山林破壊型再エネ問題は、本来、行政や国会議員が動くべき国家の大問題ですが、彼らは動きません。わたしたち国民が一斉にノーの声を上げないと、この国は救われません。

再エネ問題記事 宮城に河北新報あり 山口に長周新聞あり

熊森から

宮城県が再エネ森林破壊の草刈り場になっている。

どうしようもないこのとてつもなく大きく重い問題に、「奥羽山脈守れと」参入した熊森。

 

きっかけは2年前。

宮城県の一会員から、「計画では、うちの町を取り囲む山に巨大風車が林立する。もう、クマたちとの共存など無理だよ」という悲鳴にも似た電話が、熊森本部にありました。

熊森兵庫県本部には、それでなくても野生動物や森林保全に手が足りなくて、東北まで目が行き届かないという現状がありましたが、訴えを聞いて早速調べ出しました。

これはだめだ、町、県、国は何をしているのか?!

 

奥羽山脈400キロにわたる林野庁緑の回廊、ここを見捨てては熊森は名乗れない。

私たちは悲壮な決意をして、奥羽山脈の再エネ森林破壊問題に取り組むことにしたのです。

当時は、全く光が見えませんでした。

 

今、光が見え始めてきました。

ここまでこれたのは多くの皆さんのご尽力の結果です。

中でも宮城県の山林再エネ推進の流れを変えることに大きな力を発揮したのは、河北(かほく)新報だと思います。

河北新報は、再エネ問題を連日掲載してこられました。

国策に疑問を投げかけることは、忖度報道でいっぱいの日本では勇気がいります。

この2年間を振り返って、熊森は、河北新報の記者たちの正義感と勇気を心から讃えたいと思います。

出来るものならこの新聞社を表彰したいぐらいです。

宮城に、河北新報あり。

 

10月20日の再エネ関連の河北新報の記事は、以下です。

クリックで文字が大きくなります。

 

記者が先を見通している、すごいと感じました。

 

全国紙で言うと、熊森が表彰したいのは、再エネ狂信社会に鋭くメスを入れて、人々の目を覚まさせ続けてくれている長周新聞です。

いかなる権威に対しても書けない記事は一行もないと宣言されているすごい新聞社です。

金もうけのために他生物への思いやりを失い、自らの首を絞めることにもなる自然破壊に歯止めがかからなくなっている愚かな今の日本社会ですが、この二つの新聞社の存在を思うと心が明るく楽しくなってきます。

ただし、熊森はどちらの新聞も、再エネ関連問題の記事しか読んでいませんが。

くまもり拍手:宮城県村井知事、北部の尾根筋風力6計画の反対団体と連携したいと発言

9月28日、県議会で宮城県の村井嘉浩知事は、「森林を開発して再生可能エネルギーの発電施設を設置する事業者に課税し、経済的な負担が重くなる状況をつくり出すことで、森林以外の適地に(再エネ事業を)誘導する方法を検討している」と、全国初の山林再エネ規制条例案を発表されました。(くまもりブログ、フェイスブックで既報)

 

くまもりは村井知事がこのようなことを言われるとは思ってもいなかったので、驚くと同時に感激しました。すぐに、秘書課に「村井知事に大拍手」のFAXを入れさせていただきました。

 

10月17日、産経新聞やkhbなどの報道によると、「鳴子温泉郷のくらしとこれからを考える会(考える会)」の曽根義猛代表ら10団体が村井知事に会い、鳴子温泉郷周辺で、陸上では日本最大級となる200メートル級の風車180基以上立ち並ぶ計画が、7つの業者によって進められていることを訴えたところ、村井知事は2024年度の導入を目指している独自の課税を紹介して反対住民らの訴えに理解を示し、「再生可能エネルギーは非常に重要だが環境破壊につながっては意味がない。国、県と、市町、そして皆さん方と連携してやっていかなければいけない。住民の意向や要望書をしっかりと受け止める。(森林への再エネ設置が)環境破壊や健康被害、野生に影響を与えることを認識した。前向きに協力するように国にも伝えていく」と発言されたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風力発電に反対する団体から要望書を受け取る村井嘉浩知事(中央)於:県庁

 

大崎市の伊藤康志市長も9月末、市議会で「現行の事業計画は容認できない」と答弁されたという。

 

熊森から

最高です!これでこそ知事です。人間のことだけでなく、野生動物のことまで考えてくださっている!

 

普通の住民が日常生活まで犠牲にして、法の抜け穴まで知り抜いた金もうけのプロの再エネ業者たちと、どんな大変な思いでふるさとを守るために闘ってきたことか。これからは、知事が連携してくださるのだ!10団体の皆さんの喜びと感謝が目に見えてきそうです。

 

宮城県が再エネ森林破壊事業の草刈り場になっていることをこれまで嘆いてきたくまもりですが、なんという宮城県の急転回。わたしたちも26年間、熊森活動をがんばって来た甲斐がありました。弱者を救ってこそ政治です。宮城県知事や大崎市長に手を合わせて、心から感謝の気持ちを伝えたいです。

 

署名などで熊森も必死になって応援してきた宮城県の再エネ森林破壊に反対する団体の皆さん、知事が賢明で良かったですね!

 

再エネ業者は、「環境などに配慮しながら計画を進めていきたい」と答えているようですが、森林伐採して、切土盛り土して、どこに環境への配慮があるのかと問いたい。

2022年度ドングリ充足のお礼

みなさん、今年も公園のドングリを送ってくださってありがとうございました。おかげさまで飼育中のクマたちに今年必要なドングリは、もう十分充足しました。今後、新たに集めていただく必要はありませんので、よろしくお願いします。

尚、今年は山の実りの大凶作年ではないので、ドングリ運びはしません。

 

 

 

 

 

 

 

 

事務所に届いたドングリの山(これはほんの一例です)

 

毎年この時期、届いたドングリから出て来るゾウムシの幼虫対策に本部スタッフ一同大わらわです。ドングリの実をたらふく食べた幼虫はこの後、地面に潜って何年後かに、ゾウムシと言われる鼻の長い甲虫になって出て来るのです。

幼虫は小さくて足がないのに、潜るべき地面をめざして何メートルも移動し続けます。

事務所の前はコンクリートに覆われているので、地面というものがありません。ゾウムシの幼虫たちは、下水の蓋とコンクリートの間に少したまった土に頭を突っ込んで潜ろうと必死です。(幼虫には目がないのに、どうしてここに土があるとわかったのか不思議です)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下水の蓋に集まって来たゾウムシの幼虫

 

うっかり踏みつぶしてしまわないように、本部スタッフ一同、一匹一匹そっとつまんで裏の花壇の土の上に持って行ってやります。そうすると、すぐ土の中に潜っていきます。

朝だけで下の写真くらいの量を拾います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドングリから出て来たゾウムシの幼虫

 

手のひらの上に置くと、とにかく何かに潜ろうと思うのか、手のひらをつついてきます。

一日何回もの幼虫拾いが必要で、結構大変です。そこで、いいことを思いつきました。

チリトリに入れた土にゾウムシの幼虫を誘導するのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゾウムシの幼虫をチリトリの土に誘導

 

実験結果

ゾウムシの幼虫は、一匹たりともチリトリの土には向かってはくれませんでした。

あーあ。横向きや上向きには進まないのだ。

下向きに潜ることしかしないことがわかりました。

誰も教えもしないのに、本能ともいうべきものでしょうか。

 

 

クマたちにドングリを与えると、まず、ゾウムシの幼虫からおいしそうに食べ始めます。

以下は、皆さんから送っていただいたドングリを一日中食べ続けている11月4日のとよの動画です。

 

おかげさまで、とよは、もう今から冬眠しても大丈夫なくらい太ってきました。

ドングリを送ってくださったみなさん、本当にありがとうございました。

クマの太郎君の爪切り

10月16日(日)

和歌山県で保護飼育しているツキノワグマの太郎君の爪切りが行われました。

太郎君は32歳と高齢で、もうあまり動き回ったりしません。そのため、前足の爪が伸び放題になり、巻き爪となって前足に食い込んで血が滲み、痛々しい限りです。かわいそうなので、約2年おきに前足の爪切りを実施しています。

麻酔をかけて爪を切るので、獣医さんにお越し頂き、熊森職員の工藤と羽田が立ち会いました。

今回は麻酔針を撃つにあたって小型の空気銃が使われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

小型の空気銃

 

太郎君と鉄格子を隔てて隣で暮らしている2歳のツキノワグマのくまこを寝室に入れて、くまこの檻から獣医師の助手の方が麻酔針を発射しました。左の太ももに見事一発で命中!

 

 

 

 

 

 

 

麻酔針が刺さった太郎

 

針が命中してから約5分で太郎君は動かなくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

太郎君ぐっすり

 

さあ、ここからは手早く作業をしなければなりません。獣医師の先生が大きなペンチを持ってきて、どんどん太郎君の前足の爪を切っていきます。

人間と違ってクマの爪には血管があるため、爪を切ると血が滲みます。

先生が素早く薬を塗って血を止める処置しながら、爪切り作業を進めます。

 

 

 

 

 

 

 

とても大きなペンチのようなもので爪を切ります。

 

 

 

 

 

爪切り中

 

10分もかからないうちに爪を切り終えました。最後に後ろ足の爪の状態を確認するために太郎君を持ち上げて移動させます。体重は100kg前後。大人3人がかりでやっと動かすことができました。

後ろ足の爪は問題ありませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目が覚めた太郎君

 

太郎君はここからが大変でした。意識は戻っているのに麻酔がかかっているので体が思うように動きません。皆で「頑張れ!」と声をかけ続け、何時間も経ってようやく元通りに動けるようになりました。

 

獣医師の先生によると、脂肪が厚すぎると針が届かなかったり麻酔の効き目が悪かったりすることがあり、複数回麻酔銃を撃たなくてはならない可能性もあったようですが、一発で終わったので皆ほっとしました。

お忙しい中遠方から駆け付けてくださった獣医の先生方、本当にありがとうございました。

太郎君は麻酔による痛みや痺れをよく我慢してくれたと思います。

今回も無事に爪切りが済んで良かったです。

今回の爪切りを実施するにあたって、お世話隊のボランティアの皆様にも、大変助けていただきました。

いつも本当に、クマたちのお世話をありがとうございます。

 

 

一方、太郎君に麻酔を撃つため寝室に閉じ込められた元気いっぱいくまこは・・・

 

早く運動場に出してくれと言わんばかりに鼻息を鳴らしていました。

太郎君の爪切りが終わったので寝室から出してやると、さっそく、木の柱に登ったり、プールに入ったりとせわしなく動きつつ、訪れたお客さんにも興味津々のようす。

初めて出会った職員の羽田にも、「何か頂戴」と言っているかのようなそぶりを見せました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大好きなサツマイモを食べてご満悦のくまこ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二足歩行で辺りをキョロキョロ

 

元気いっぱいに動き回るくまこを見ていると、皆、元気をもらえます。

 

熊舎の隣にはイノシシのぽぅちゃんが暮らしています。

お世話隊に背中を掻いてもらって気持ちよさそうに寝ころんでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

イノシシのぽぅちゃん

 

和歌山の生石高原で保護飼育されている2頭のクマと1頭のイノシシに、皆さんもぜひ会いに来てください!

みんな地球の仲間たち、クマやイノシシと友達になれますよ。

 

いてもたってもおれず青森に④森山名誉会長青森講演

2022,10,15

午後は弘前市で、夜は青森市でくまもり講演会を開催しました。

急遽開催を決めたので、地元のくまもり会員さんたちも人集めをする余裕があまりなかったと思います。

無理を言って申し訳なかったです。

弘前会員のリンゴ農家の方は、リンゴの収穫で一番忙しい時だそうで出席できないということでしたが、電話で初めていろいろ話せて良かったです。

 

青森の講演では、まず、なぜ森を破壊してはいけないのか、なぜ人間の事だけではなく他の生き物たちのことも考えねばならないのかから話しました。

次に、自身が39歳の時に町内で計画された無茶な開発を止めようと、町内みんなで協力して住民運動を闘い、見事、開発を止めた話をしました。

その話の中で、町内の住民運動を指導してくださった隣町の大会社の社長から教わった合法で効果のある闘い方のコツを次々と紹介していきました。

青森の皆さんに参考にしていただき、山林破壊型の再エネにノーの声を上げていただきたいという強い願いからです。

お上にも限界がある。お上に頼っていてはだめ。

全生物のため、次世代のために、勇気を出して、市民がみんなで声を上げて、森を守る、自然を守る、国を守る、みんなで大人の役割を果たそうと熱く呼びかけました。

 

 

 

 

 

 

 

 

弘前会場

 

 

 

 

 

 

 

 

青森会場

 

弘前会場から青森会場まで、昨日の弘前会員とは別の弘前会員が車で送って下さり、この日もまた、会員さんのありがたみが身に沁みました。

 

青森会場では講演後、すでに再エネ自然破壊から青森の山を守ろうと活動されている青森市の若い女性が、講演の感想と共に、青森の森を守りたいという熱い思いを涙ながらに参加者の皆さんに訴えられました。会場は感動でいっぱいになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

涙なしには聞けなかった若い女性のすばらしい訴え

 

青森に行くまでは、関西人だからと反発を受けるのではないかとか、それなりに心配していましたが、講演会に来てくださったみなさんはすでに意識の高い方々で、十分わかり合えたのではないかと感じました。この日、新たに19名の方がくまもり会員になってくださいました。

兵庫県から青森まで行くのは大変でしたが、思い切って行ってみて良かったです。今後もみなさんとお付き合いしたいです。みちのく風力発電白紙撤回まで、共にがんばりましょう。

この日の青森市での講演は、講演会に出席してくださっていた青森経済新聞とデーリー東北の記者さんが記事にしてくださいました。感謝です。

 

今回、本当に、いろいろな方にお世話になりました。この場を借りて、心からお礼申し上げます。

 

この後、私たちは福島県で2010年から熊森をずっと応援してくださっている郡山の酒造会社仁井田本家あぐりの仁井田社長を訪ねました。

 

 

 

 

 

 

 

 

仁井田本家あぐり

 

この時のことは、次の会報113号で、会員の皆さんにお伝えしようと思います。お楽しみに。

いてもたってもおれず青森に③すさまじい自然破壊の新城山田メガソーラー(青森市)

2022,10,15

この日は市議選公示直前の青森市議が、超お忙しい中、建設中の新城山田太陽光発電建設現場105ヘクタールを早朝に案内してくださいました。

すでに稼働中のメガソーラーも近くにあります。

 

工事現場から泥水が流れ込んで泥が川に堆積し、以前数十メートルあった川幅が数メートルの細さになってしまっていました。新しくできた泥河原にヤナギなどが生えてジャングル状態です。川の生き物たちは死に絶えたのではないかと感じました。

積もった泥を浚渫する必要がありますが、気が遠くなりそうです。第一、誰が責任を持ってやってくれるのでしょうか。

山林破壊型メガソーラーは、建設地以外にもデメリットをもたらすことがよくわかりました。すぐ目の前は、陸奥湾です。海や漁業にも大きな負の影響が出ていることが予測されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

泥川となった川(市議さんのフェイスブックから)

 

工事現場の近くまで歩いていきました。

道にはシバグリやミズナラの実がたくさん落ちています。

この辺り一帯は様々な生き物たちが生息する豊かな雑木林であったことがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

工事現場に向かう道

 

工事現場が目の前です。朝7時台というのに工事の音がどんどん響いてきます。毎朝7時から工事が始まるそうです。

近隣の方は苦情を言われないのだろうか、不思議です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

太陽光パネル設置現場

 

残念ながら、業者が買い取った土地なので、私たちは工事の様子を見に入れません。

市議であっても入れないのだそうです。ドローンで見るしかないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ドローン撮影

 

ここは火山灰地なので、石や岩が全くない土質です。専門家にドローン映像を見てもらうと、盛り土したところは全て今後、雨の度に崩れ続けるということです。このような土質の斜面を開発したことが、すべての失敗の原因だそうです。

樹木を伐採したので、雨水がしみ込まず山から流れ出てしまいます。洪水が起きないように、大きな池を山の下に作っていますが、やがて埋まってしまうでしょう。

隣接する田んぼが、太陽光発電造成地から出た泥で埋まってしまっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

泥で埋まった田んぼ(市議さんのフェイスブックから)

 

この工事が始まってから、サルの群れが隣接する新興住宅地に出るようになって、住民の皆さんは困っておられるそうです。サルたちが有害獣駆除で捕殺されていないか心配です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隣接住宅地

 

こんな無茶苦茶な事業が合法であること、国も県も市も工事を止めようとしないなんて、信じられないの一言です。

朝から多くの人々が現地で黙々と何台ものブルトーザーを動かして作業していましたが、どうも、地元の人たちではないようです。

山林造成にものすごいお金が使われていると思います。それだけのお金を使っても、太陽光発電事業をすれば、FIT法に守られて業者たちは、大儲けできるのです。業者の大儲けを支えているのは、私たち国民の毎月の再エネ賦課金です。黙っていると、私たちも共犯者になってしまいます。再エネ賦課金不払い運動を起こしたいのですが、強制的に通帳から天引きされているので、どうしたものかと悩みます。

 

まだまだ山林破壊型の再エネ事業が、この後も東北地方や北海道地方を中心に目白押しに計画されています。どこがクリーンで安全な自然エネルギーなんでしょうか。

 

山林破壊を伴う再エネは、絶対にだめです。

 

業者は、物言えぬ生き物や地元の人たちの生きる権利を奪ってまで儲けたいのか。日本人の道徳性はどうなってしまったのか。

これはもう、すさまじい自然破壊以外の何物でもないと感じました。

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